アウディ、ラグジュアリークラス牽引の新型「A7 Sportback」発表

2017年10月21日 19:30

 長く伸びたボンネット、長いホイールベース、短いオーバーハングの新型「Audi A7 Sportback」は、アスリートを彷彿させるような造形が特徴だ。ホイールハウスの上には特徴的な造形の膨らみが設定され、最大21インチまでのサイズを用意するホイールを強調する。サイドシルエットは、後方に向かってシャープに下降するダイナミックなルーフラインが大きなポイントだ。

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 この大型4ドアクーペのA7のディメンションは全長×全幅×全高4969×1908×1422mm、ホイールベース2926mmと長く、低めに設定された全高で構成されるスポーティな造形だ。

 新型Audi A7 Sportbackに搭載されるすべてのエンジンは、新開発のマイルドハイブリッド(MHEV)ドライブシステムが搭載される。2タイプのV6エンジンとの組み合わせで、48ボルトの主電源を採用した。リチウムイオンバッテリーとベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)の働きで、ブレーキング時には最大12kWという高いエネルギー回生を可能にしている。

 新型Audi A7 Sportbackには、当面3リッターV6 TFSIエンジンが搭載となる。排気音を抑制したV6 ターボエンジンは、最高出力250 kW (340 hp) と最大トルク500 Nmを発生させ、0-100 km/hをわずか5.3 秒で加速し、最高速度は 250 km/hに達する。

 

 組み合わされるトランスミッションは、7速Sトロニックで、ultraテクノロジーを採用したクワトロ4輪駆動システムは、状況に応じて後輪を駆動力を伝える。

 新型Audi A7 Sportbackには、Audi AIのシステムのほかに最大39ものドライバーアシスタンスシステムが設定されている。Audi AIパーキングパッケージ(2018年以降)、交差点アシストなどを含めたCityアシストパッケージ、Tourパッケージの3つのパッケージとして搭載。Tourパッケージには、燃料消費を抑えるドライビングスタイルをサポートするエフィシェンシーアシスタント、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)に車線維持のためのステアリング介入機能を追加したアダプティブドライビングアシスタント(ADA)などのシステムが含まれる。

 新型Audi A7は、運動性能と快適性能が大幅にアップした。新しくオプション設定されたダイナミックオールホイールステアリング(4輪操舵)、新開発されたエレクトロニックシャシープログラム(ECP/シャシーの中央制御ユニット)、改良されたエアサスペンションなどにより、敏捷性と乗り心地が大きく向上している。

 このクーペ、セダン、アバントの特徴をひとつに凝縮した新型Audi A7、本国ドイツでは2018年2月末から販売される模様。ベース価格は6万7800ユーロだ。(編集担当:吉田恒)

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