探査機「かぐや」が発見した月の溶岩洞、全長50kmに渡ることが判明

2017年10月19日 06:52

あるAnonymous Coward曰く、 探査機かぐやが撮影した画像に写っていた月面での縦穴やその奥に存在すると推測される溶岩洞について、JAXAが周辺の地下構造のデータを詳細に調査した結果、実に幅100m・全長50kmに渡る巨大な溶岩洞が存在することが判明した(NHK朝日新聞)。

 この縦穴は月の表側(地球側)にある「マリウス丘」と呼ばれる場所に存在する。溶岩洞は発見された縦穴から西に向かって伸びているという。内部には氷などを含む岩石が残っている可能性があるほか、昼夜の温度差や隕石、放射線からも身を守ることができ、将来の月面基地の候補地として極めて有力だという。

 かつて月では大規模な火山活動があったと考えられるが、この溶岩洞はその際に溶岩の通り道となったものと見られる。

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