VWジャパン、新たなフラッグシップモデル「Arteon」を発売

2017年10月18日 15:54

 フォルクスワーゲン(VW)ジャパンは、新たなフラッグシップ・モデルとして新型「Arteon(アルテオン)」を10月25日から発売する。グレードは、「R-Line 4MOTION」「R-Line 4MOTION Advance」の2グレードで、テールゲートを持った5ドアモデルだ。

【3月に発表】フォルクスワーゲン、新型5ドアグランツーリズモ「Arteon」発表

 新型アルテオンは、VWのアバンギャルドなグランドツーリングモデル。流麗かつダイナミックなファストバックデザインは、セダンの快適性、ステーションワゴンの機能性、クーペの流麗さを兼ね備える。

 グランドツアラーらしいフロントフェイス。スポーティでアグレッシブなR-Lineバンパーの採用で、個性をさらに際立たせている。水平のフロントグリルバーがLED ヘッドライトと一体となってつながる個性的なフロントディテールはワイドボディを強調する。

 サイドビューは、流麗でクーペのようなプロポーションを形成し、ボンネットラインからテールランプに続くキャラクターラインがリヤに向けて下がって行き、視覚的に全高を抑える効果を生み出し、ショルダーの力強さを強調している。

 ボディ寸法は全長×全幅×全高4865×1875×1435mm。同社のDセグ車「パサート」よりもひと回り大きく、さらに2835mmのロングホイールベースは、広大な室内空間確保に貢献する。

 搭載するパワートレーンは、最大出力206kW(280ps)/5600-6500rpm , 最大トルク350Nm/1700-5600rpmを発生する2リッターTSI エンジンに4 輪駆動の4MOTIONを採用。組み合わせるトランスミッションは、新型「Golf R」が採用する最新の湿式7 速DSG を搭載した。

 また、新型アルテオンには、VWの最新技術を集約したテクノロジーが満載だ。最新のデジタルインターフェースはもちろんのこと、標準装備の“プロアクティブ・オキュパント・プロテクション”には、後方からの衝突予測機能が追加され、前方に加え後方からの事故可能性を予測し、早い段階で乗員保護機能の作動に備える。加えて、日本のVW車初採用となる“デイタイムランニグライト”や、万が一の事故の際に歩行者への衝撃を緩和する“アクティブボンネット”など多数の安全装備を採用した。

 さらに、渋滞時追従支援システム“Traffic Assist(トラフィックアシスト)”などの自動運転を見据えた運転支援システムや駐車支援システム“Park Assist” を採用した。まさにフラッグシップ・モデルに相応しい安全性をもった新型といえる。

 新型アルテオンのボディカラーは、新色のチリレッドメタリックを含む全6 色。価格(税込)は、「R-Line 4MOTION」が549.0万円、「R-Line 4MOTION Advance」が599.0万円。

 新型アルテオンは10 月28 日から一般公開となる「第45回東京モーターショー2017」でも展示される。(編集担当:吉田恒)

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