不揮発性メモリとDRAMの混載、PCでは2020年代に主流か

2017年10月18日 15:36

 現在多くのPCで使われているDRAMを使ったDIMMタイプのメモリモジュールは2020年台前半には主流ではなくなり、代わりにDRAMと不揮発性メモリを組み合わせたメモリモジュールが一般的になるのではないかという話がPC Watchで紹介されている。

 DRAMと不揮発性メモリを組み合わせたメモリは「NVDIMM」と呼ばれ、電源供給が止まっても記憶していたデータが消滅しないのが特徴。これは、電源供給が停止した際にDRAM内のデータを不揮発性メモリにコピーすることで実現しているという。不揮発性メモリとしてNANDフラッシュメモリを使用したDDR4メモリと互換性がある「NVDIMM-N」というタイプのものについてはすでに標準化がされており、WindowsやLinuxでサポートが始まっているという。

 さらに、今後は不揮発性メモリ部分についてもDRAMのように利用する「NVDIMM-P」と呼ばれるタイプのNVDIMMの登場も予想されるという。ただ、DRAMと不揮発性メモリではメモリアクセスの遅延時間が大幅に異なるため、アクセスの際に工夫が必要になるなどの課題もあるという。

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