パニックホラーの金字塔が帰ってくる!「エイリアン:コヴェナント」とは
2017年10月18日 16:53
■20世紀最大のパニックホラー映画が復活
20世紀は多くの映画が生まれたが、その中でもパニックホラー映画として多くの人の記憶に残ったのが「エイリアン」だ。リドリー・スコット監督の名前を世に知らしめると同時に、シガニー・ウィーバーの代表作となった。その伝説的作品の原点を描く「エイリアン:コヴェナント」が2017年に公開された。
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■「エイリアン:コヴェナント」のあらすじ
「エイリアン:コヴェナント」は、リドリー・スコット監督が「エイリアン」の前日譚として作った「プロメテウス」の続編だ。
地球に住めなくなり、新しい移住地を探すために宇宙を旅するコヴェナント号。2,000人以上の入植者を乗せて旅する中で、宇宙船が突然事故に遭ってしまう。途方に暮れる船員たちだが、偶然にも人間が暮らせそうなある惑星を見つけることに成功する。危険も伴うが、ダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)を含んだ10名だけが調査のために降り立つことになる。
その地に降り立ってみると麦のような植物は生えているが、なぜか動物を確認することができなかった。しばらく調査をしていると「エリザベス・ショウ」というドッグタグを発見し、彼女は11年前に探索に出たプロメテウス号の船員であったことが判明する。
彼女たちはそれでも調査を続けるが、その中で黒い胞子が突如として飛び交い始める。その胞子を吸い込むと身体の中に入り込み、次第に皮膚の下で何か生物が動き始める。そして、人の身体を宿主にしたエイリアンの幼体が誕生してしまう。
■主役は「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で注目された女優!
本作は「エイリアン」につながる話であると共に、「プロメテウス」とも関連のある作品だ。「エイリアン:コヴェナント」の舞台も「プロメテウス」で舞台となった場所と同じになっており、さらにその作品で生き残ったデヴィッドも引き続いて登場している。このデヴィッドが「エイリアン:コヴェナント」において大きな役割を持つキャラクターとなっており、ぜひ前作を確認した上で本作をチェックしたいところだ。
また、「エイリアン:コヴェナント」で主演を務めるのはキャサリン・ウォーターストン。彼女は「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」に出演したことで一気にハリウッドのスターダムを駆け上がった女優。他にも「華麗なるギャツビー」や、「スティーブン・ジョブズ」、「フィクサー」などに出演しており、その経歴を見ると場数を多く踏んでいるのもわかる。
「SFホラー」というジャンルを開拓した映画の原点を描いた「エイリアン:コヴェナント」。パニックやホラー映画が好きならぜひ鑑賞しておきたい作品だ。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)