ブレンド・S 第1話「はじめてのドS」 アニメのお手本のような1話!【感想コラム】
2017年10月11日 11:21
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
ついに始まりました、秋アニメ『ブレンド・S』。原作は『まんがタイムきららキャラット』にて連載中の4コマ漫画です。
『ご注文はうさぎですか?』『NEW GAME!』『きんいろモザイク』などと同じ、いわゆる“きららアニメ”です。
作者は中山幸先生で――まあ、詳しくは公式サイトをどうぞ。
ということで、今回からこちらのアニメをレビューしていきたいと思います!!
今回は初回なので、1話から感じたこのアニメの特徴と見どころポイントについても、最後に触れていきます。
Contents
1 ブレンド・S の主人公は、優しいけど目つきが悪すぎる少女2 ドSを演じることになって3 全員キャラが濃いぞ!4 このアニメのポイントはここかな?4.1 ・1話でキャラを出しすぎず、うまく話の中で魅せている4.2 ・キャラと設定がマッチしている4.3 ・好きなキャラを見つけやすい
■ブレンド・S の主人公は、優しいけど目つきが悪すぎる少女
主人公は桜ノ宮 苺香(さくらのみや まいか)という黒髪の少女16歳。自分のお金で海外留学に行くべくバイトを探す、真面目で優しい女の子です。
しかし、ノラネコがビビるほどに目つきが悪いです。そのせいで、バイトにまったく受からず。
そんなある日、苺香は駅で金髪の青年とぶつかります。その場は何事もなく終わるのですが――。
OPには男性キャラクターが2人登場。きらら系のアニメですが、女の子ばかりの空間を描いたものではないようです。
何度目かのバイトに落ちて気落ちしている苺香を、再び現れた男が勧誘します。
「好きです」「お付き合い前提で、うちで働きませんか」
と。彼はイケメンで喫茶店の店長ですが、興奮すると鼻血を出すヘンタイ変人でした。
苺香は告白をスルーし、働くことを決めます。
しかし、目付きの悪い自分が接客なんて出来るのか、気にかけます。
けれど店長であるディーノはそこに興奮。彼は26歳。あ、筆者と同い年じゃないですか!
■ドSを演じることになって
お店には他にも店員がいます。
・日向 夏帆(ひなた かほ)
金髪ツインテール、胸の大きい17歳。
・秋月 紅葉(あきづき こうよう)
もう一人の男枠。キッチン担当の21歳。
なんでも、そこは”様々なキャラを演じる喫茶店”らしく、夏帆はツンデレ担当なのだとか。
苺香はドSキャラを演じることになり、初日から接客を開始します。
緊張しつつも目付きの悪さを発揮し、
「なんできたんですか」
誤って客にケチャップをぶっかけてしまい
「汚い」
そのドSキャラっぷりに、お礼を口にする男性客たち。でも、内心は客を怒らせていないかドキドキの苺香。
・目つきが悪い
・でも本当は優しい娘
・なのにドSを演じる
ギャップの三段活用ですね!これを“キャラを演じる喫茶店”という舞台設定にうまくおとしこんでいます。
ここがこのアニメの見どころでしょうか。
しかも、店長は外国人。海外留学したい苺香にとっては嬉しい存在。
主人公を中心にして、考えられたキャラ配置ですね。
■全員キャラが濃いぞ!
Bパートからは、あらたに星川 麻冬(ほしかわ まふゆ)という女性が登場。
一見小学生のようですが、実は大学生。クールっぽい性格なのに、接客時は妹キャラ。ここにもギャップのコンボがありました。
着替えシーンでは下着が見られますが、男目線の不自然なパンチラを除外(もちろん、それに売りにするアニメもあります。この作品において、という意味です)。きららアニメクオリティですね。
そして、夏帆はゲームがお好き。ツンデレキャラを演じつつも、ついつい客のゲームトークに入ってしまいます。
ラストは女の子だけでゲーセンへ。そんなこんなで、苺香初めてのアルバイトは無事終了。
■このアニメのポイントはここかな?
原作を読んでいない筆者が、このアニメの感想をまとめると、以下の通りになります。
・1話でキャラを出しすぎず、うまく話の中で魅せている
キャラが多すぎると、なかなか頭に入ってきませんよね。ちょうどいいキャラ数で、かつエピソードの中で性格や可愛さを魅せているので、説明臭さもありません。
アニメ1話のお手本のような構成ですね。
・キャラと設定がマッチしている
主人公の目つきが悪いという要素を、うまく舞台の中に落とし込んでいます。そのほかのキャラもそうですが、設定の一つ一つが無駄なく機能している印象です。
・好きなキャラを見つけやすい
髪型、性格、さらには年齢まで幅広いです。
同じ学校という縛りもないので、好きなキャラを見つけやすいですね。このあたりは、『ご注文はうさぎですか?』が好きな方にも合うのではないでしょうか。
ただ、パンチラはありませんでしたが、日常系のアニメにしては、おっぱいが大きく揺れたり、EDで裸が見えたりといったシーンはありました。これが+か-かは、人それぞれでしょうか。
また、この手のアニメでは”百合”を求める方もいるかと思いますが……その点はまだなんともいえませんね。
でもこれ、きらら系のアニメなんですよね。
とまあいろいろ書きましたが、総じて日常アニメとしてクオリティの高い1話でした。
ちなみに、放送中の提供にもありました通り、『きららファンタジア』への参戦が決定です!
スマートフォンゲーム「きららファンタジア」に「ブレンド・S」の参戦が決定しました!!!https://t.co/wqha5i4eN3#ブレンドS #きららファンタジア #きらファン pic.twitter.com/I5ClZJRgQQ
— TVアニメ『ブレンド・S』公式 (@blend_s_anime) October 7, 2017
2話も楽しみです♪
日常系アニメの王道「きらら系」おすすめ8選
2015.06.22
(あにぶ編集部/星崎梓)
© 中山幸・芳文社/ブレンド・S製作委員会