NY原油:大幅反落で49.29ドル、需給改善への期待低下で売り強まる
2017年10月7日 08:28
*08:28JST NY原油:大幅反落で49.29ドル、需給改善への期待低下で売り強まる
NY原油は大幅反落(NYMEX原油11月限終値:49.29 ↓1.50)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比-1.50ドルの49.29ドルで取引を終えた。熱帯性暴風雨「ネイト」がオフショア原油プラットフォームやメキシコ湾岸の製油所に打撃を与えるとの警戒感は低下したことが要因。需給改善への期待は低下し、短期筋などの売りが活発になった。米長期金利の上昇も多少嫌気された。
市場関係者の間では、原油需要の大幅な増加はただちに期待できないとの見方が広がっている。主要産油国による生産調整(減産合意期間の延長)に対する懐疑的な見方が残されていることも原油先物の上昇を抑える一因となったようだ。《MT》