【銘柄フラッシュ】ソケッツが「AIスピーカー」で急伸しオーネックスは「EV」関連の出遅れとの見方や生産強化など好感され急伸

2017年10月5日 16:56

 5日は、東証1部の値上がり率1位が双信電機<6938>(東1)となり、株式市場の大きな物色テーマである「EV(電気自動車)」「北朝鮮の核リスク」の両方に電磁波防止フィルターなどが合致するとされてストップ高の19.7%高。

 東証1部の値上がり率2位は石川製作所<6208>(東1)の13.0%高となり、防衛産業株の代表格のため10月10日の北朝鮮の記念日が意識されて思惑買いが再燃とされ高値を更新。

 3位はフィード・ワン<2060>(東1)の12.0%高となり、2014年の経営統合以来の高値。配合飼料の大手で、極洋<1301>(東1)との合弁会社・極洋フィードワンマリンが完全養殖クロマグロを11月中に出荷開始するとの期待が再燃したとの見方。

 パス<3840>(東2)は海外旅行関連事業や「エクスボーテEx:beaute」ブランド化粧品の化粧品通販などを行い、1日から8日までの中国の大型連休を契機に連想買いが入ったとの見方があり10.6%高。メタルアート<5644>(東2)は業績予想の増額などが材料視されて9月下旬から急伸し、4日は反落したが、5日はホンダ<7267>(東1)の国内生産拠点の再編を受けて取引拡大に向けた期待が出たとの見方があり急反発の5.2%高。

 オロ<3983>(東マ)は9月19日、27日に各々札幌と大阪・梅田で個人投資家向け会社説明会を開催して東証1部への昇格を目指す意気込みが見直されたとされて6.5%高。ソケッツ<3634>(東マ)は4.8%高となり、米グーグルやソニー<6758>(東1)の音声認識AI(人工知能)スピーカー発表を受けて音声AI技術に注目とされて活況高。

 オーネックス<5987>(JQS)は株式市場の大きな物色テーマ「EV」(電気自動車)の車体軽量化に寄与する出遅れ銘柄との見方があるようで、跡地を生産部門の拠点として機能を強化するとしたことも注目されてストップ高の26.7%高。シンワアートオークション<2437>(JQS)は平均株価の2年ぶり高値によって資産効果が再燃しオークション活発化との見方があり5.3%高と3日続伸し戻り高値を更新した。

【3銘柄が上場】  5日、新規上場となったMS&Consulting((エムエス・アンド・コンサルティング)<6555>(東マ・売買単位100株)は9時3分に公開価格1280円を2.3%下回る1250円で初値がついた。高値は前場の1370円で、大引けは1229円。

 ウェルビー<6556>(東マ・売買単位100株)は9時49分に公開価格を28%上回る3305円で初値がつき、高値は前場の3435円、大引けは3050円。

 大阪油化工業<4124>(JQS・売買単位100株)は11時6分に公開価格1860円を67%上回る3100円で初値がつき、大引けにかけてストップ高の3800円まで上げてそのまま高値引け。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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