Amazon、プライム会員向けの読み放題「Prime Reading」を日本で開始
2017年10月5日 16:41
Amazonジャパンがついに日本のプライム会員向けに読み放題サービス「Prime Reading」を開始した。
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Prime ReadingはAmazonプライム会員向けの読み放題サービス。プライム会員なら、サービスのトップページからリンクが貼られているKindle向け書籍が追加料金無しで読み放題になる。対象となる書籍は数百冊あり、Kindle Unlimitedと同様に不定期に入れ替わる。現在のところ、対象となる書籍は小説、雑誌、ビジネス書、絵本、コミックス、洋書などジャンルはさまざまだが、基本的にはKindle Unlimited対象の書籍からさらに選ばれている。
「Kindle Unlimited」はAmazonジャパンの書籍読み放題サービス。月額980円で、対象となる書籍が読み放題となる。Kindle Unlimitedの対象となる書籍は12万冊以上あり、Prime Reading同様さまざまなジャンルの書籍が揃っているが、タイトルは不定期に入れ替わる。Amazonのプライム会員でなくともKindle Unlimitedに加入でき、30日間の無料体験期間もある。
Amazonプライムに加入しているKindle Unlimited会員が該当ページからPrime Reading対象の書籍を読もうとすると「Kindle Unlimitedで読む」というボタンが表示されるので、Prime ReadingよりもKindle Unlimitedが優先されるようだ。
Amazon PrimeはAmazonのプレミアムサービス。年3,900円または月400円の会費で、ショッピングのお急ぎ便や日時指定、Amazonプライム・ビデオ、Amazon Prime Music、Amazonパントリー、Prime Now、Amazonフレッシュ、Amazon Dash Buttonなどさまざまなサービスが受けられる。学生向けのPrime Student(年1,900円)というサービスもある。Prime StudentでもPrime Readingは利用できる。
アメリカではプライム会員向けの読み放題サービスが提供されていたが、日本では単独の有料読み放題サービス「Kindle Unlimited」が先にサービスされており、プライム会員向けの読み放題サービスは提供されていなかった。Prime Readingは、日本のAmazonプライム会員にとっては待ちに待ったサービスインになる。(記事:成瀬京子・記事一覧を見る)