日産工場での無資格者による完成検査問題、書類偽装も発覚

2017年10月5日 08:24

 日産自動車が車両組み立て後の検査を無資格者が行っていた問題で、検査に関連する書類には実際には検査を行っていない有資格者の名前と押印がされていたことが分かったという(ロイターNHK朝日新聞読売新聞)。多くの工場に偽装用のはんこが複数用意されていたという話もあり、不正が発覚しないよう意図的に書類を偽装していた可能性がある。

 また、国土交通省の立ち入り調査で、国内にある6つの工場すべてでこのような無資格者による検査が行われていたことも分かったという。日産側は第三者を含む調査チームを結成、10月末を目処に報告を行うとのこと。

 なお、これに伴うリコールの費用は250億円以上になるという(日経新聞)。

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