ATMが「現金保管金庫付きWindowsマシン」としてマルウェアの攻撃対象に

2017年10月5日 08:25

あるAnonymous Coward曰く、 Trend MicroとEUROPOL(欧州刑事警察機構)による「Cashing in on ATM Malware」(PDF)というレポートで、ATMを狙うさまざまな攻撃が紹介されている(ZDNet Japan)。

 このレポートでは、現代のATMについて「現金保管金庫付きのWindows PC」と評しており、マルウェア作者の格好のターゲットだとしている。しかし、多くのWindows採用ATMではサポートが終了した古いWindows OSが使われているケースがあるという。

 ただ、ATMのOSやハードウェアは通常はATMに搭載されているインターフェイス以外からは直接アクセスできない。そのため、銀行の社内ネットワークを攻撃し、そこからATMにマルウェアを感染させる攻撃手法があるという。台湾ではこういった手法によって実際に250万ドルが盗まれる事件が発生しているという。

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