【注目銘柄】ユーザベースは自律調整一巡して上場来高値試す、17年12月期大幅増収増益予想で増額の可能性

2017年10月4日 13:04

 ユーザベース<3966>(東マ)に注目したい。BtoBサービスで企業・業界情報や統計データを束ねるオンライン情報プラットフォームのSPEEDA事業、およびBtoCサービスでソーシャル機能も兼ね備えた経済ニュースプラットフォームのNewsPicks事業を展開している。ユーザー数が増加基調で17年12月期大幅増収増益予想である。そして増額の可能性がありそうだ。株価は自律調整が一巡し、好業績を評価して9月の上場来高値を試す展開が期待される。

■17年12月期大幅増収増益予想で増額の可能性

 17年12月期連結業績予想は、売上高が16年12月期比44.8%増の44億61百万円、営業利益が99.2%増の5億円、経常利益が2.2倍の4億87百万円、純利益が36.5%増の3億64百万円としている。

 第2四半期累計(1~6月)の連結業績は、売上高が前年同期比47.0%増収、営業利益が2.1倍増益、経常利益が2.3倍増益、純利益が2.2倍増益だった。SPEEDA事業は契約ID数が増加して34.9%増収・27.2%営業増益だった。NewsPicks事業は有料課金ユーザー数が順調に増加して76.3%増収となり、営業黒字化した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が45.4%、営業利益が60.2%、経常利益が62.2%、純利益が67.9%である。利益進捗率が高水準であり、通期利益予想に増額の可能性がありそうだ。

■株価は自律調整一巡して9月の上場来高値試す

 株価(17年7月1日付で株式2分割)は、9月1日の上場来高値3390円から利益確定売りで一旦反落したが、高値圏3000円~3200円近辺で堅調に推移している。週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近してきた。自律調整が一巡し、好業績を評価して9月の上場来高値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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