PCI Express 3.0 x1/x4/x8/x16、GPUを接続すると性能は低下するのか

2017年10月2日 22:57

 PCと周辺機器を接続するための規格であるPCI Expressでは、グラフィックスカードなど多くのデータをやりとりするデバイスでは16レーン(x16)、あまり多くのデータをやりとりしないデバイスに対しては1レーン(x1)といったように、使用するデータ帯域に応じて異なる数のレーンを使用できる仕組みになっている。そこでPC Watchが、グラフィックスカードの接続に利用するレーン数を変えてベンチマークテストを行い、グラフィックスカードでは実際には何レーンが必要なのかを検証している

 実験では、PCI Express 3.0 x1スロットにPCI Express 3.0 x16仕様のカードを接続できるライザーカードと、搭載CPUに応じて接続レーン数を変更できるマザーボードを使用して検証が行われている。その結果、ベンチマークテストツール「3DMark」ではレーン数を減らしてもスコアは最大1割程度しか低下しなかったが、実際のゲームでは顕著に性能低下(フレームレートの低下)がみられるという結果となっている。

 また、Thunderbolt 3接続でGPUを接続する「GPUボックス」についても検証されている。Thunderbolt 3ではPCI Express 3.0 x4に近い帯域が利用できるが、こちらについては実際のゲームではPI Express 3.0 x1接続程度のフレームレートしか出ないという結果が得られている。

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