小田急が「小田原」を強力プロモート 市観光協会と協力し

2017年9月30日 12:05

 小田急電鉄は、小田原市観光協会とタッグを組み、「小田急に乗って、小田原へ」のコンセプトの元、小田原への誘客施策を開始する。

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 小田急線の終起点でもある小田原には、小田原城をはじめ歴史的観光スポットが数多く存在し、東海道の往来で訪れた旅人に愛された老舗料理店も多い。近年は城ブームも手伝ってインバウンドへの訴求力は高い。

 小田急では、さらなる活性化を図るべく小田原市観光協会と提携し、小田急線の利用促進と小田原のPRに乗り出すこととなった。

 今回の提携では、新たに小田原市観光協会に加盟する観光施設と飲食店舗16店舗が小田急ポイントカード(OPカード)優待店となり、ポイントの付与や割引などを行う。10月~11月の2カ月間には、『小田急まなたび』で小田原を旅する3コースの旅を実施、大人のための学びと旅を提案するイベントで小田原を盛り上げる。

 提携内容の詳細や小田原をマップなどで紹介する小冊子「小田急に乗って、小田原へ」を9月27日から小田急線各駅で無料配布を開始。さらに今回の提携を記念し、10月1日に小田原かまぼこ通りで開催される
 「小田原宿場祭り」各ブースでは、OPカードの提示だけで特別割引が受けられる。小田原宿場祭りでは地元の酒蔵が一同に介し、試飲ができるなど、電鉄利用だからこそ味わえる楽しみも用意した。

 飲酒運転撲滅への取り組みが各地で進む中、電鉄各社が積極的に酒造メーカーや組合などとイベントを行う傾向が増えており、この流れに乗ったものだ。

 『小田急まなたび』は、OPクレジットカード会員を対象とした小田急電鉄のオリジナル企画。これまでも大人のための「学び」を、小田急電鉄を利用しての「旅」とともに提案してきた。小田原市観光協会と協力して“小田原”への誘客を進めるのは、鉄道の利用を上げるだけでなく、地域の活性化にも役立つ。

 秋の後楽シーズンに突入した時期に合わせて開始した施策と言えそうだ。(記事:M_imai・記事一覧を見る

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