安倍政権打倒に民進が奇策 希望の党へ合流 選挙目的の野合とも
2017年9月29日 11:27
民進党が安倍政権打倒へ、奇策に出た。10月10日公示、22日投開票で実施される衆議院選挙に党候補者を擁立せず、小池百合子都知事が代表を務める「希望の党」へ公認申請し、選挙に挑むことを28日決めた。
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前原誠司代表は「主たる目的は、この選挙で安倍政権を終わらせること」と断言。「アベノミクスは一般国民の暮らし改善に繋がらない。反面、極端な低金利政策や放漫財政は非常に危険で、暮らし崩壊に追い込む可能性がある」と指摘した。
また「自衛隊や日米同盟の強化は必要」としたうえで、それでも「憲法違反の法律を強引に成立させることは許されない」と安保法制について、憲法違反の部分は是正する必要を改めて提起した。
前原代表は「森友・加計問題にみられるように、情報を隠し、国民に全く説明しない姿勢は民主主義を否定するもの」と批判。
「国民生活を脅かし、憲法を軽視し、民主主義を否定する安倍政権を一刻も早く終わらせることが、わが国政治の最大の課題だと確信している」と思い切った手段をとるに至った理由をあげた。選挙では民進党への支持以上に、希望の党への支持をと訴えている。前原代表は政権奪還へ足掛かりの選挙をめざす。(編集担当:森高龍二)