京急・京成・都営地下鉄、IoTタグ利用の忘れ物自動通知サービスを試験導入

2017年9月29日 16:34

 京浜急行電鉄(京急)、京成電鉄(京成)、東京都交通局(都営地下鉄)の3社局及びMAMORIOは28日、「紛失防止タグ(MAMORIO)」および「専用アンテナ(MAMORIOSpot)」を利用した忘れ物自動通知サービスを9月30日から開始し、試験導入することを発表した。同サービスの提供期間は当分の間とし、終了期日は設けられていない。

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 今回のサービスでは、紛失防止タグ「MAMORIO」を付けた所持品が専用アンテナを設置した駅等に届けられたとき、所持品の位置情報を落とし主のスマートフォンに自動的に通知する。

 京急線、京成線、東京都交通局(地下鉄、バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナー)の全線が対象となる。各鉄道の忘れ物センターなどに専用アンテナを設置することで、相互直通運転を実施している3社局のいずれに落し物が届けられても、落とし主がどの場所に自分の落し物が届けられたかを迅速に知ることができるようになる。

 紛失防止タグ「MAMORIO」は大手家電量販店、大手百貨店、amazon等のオンラインショップにおいて販売中。1個3,780円で入手できる。

 3社局では、羽田空港と成田空港につながる京急線、都営地下鉄、京成線では落し物や忘れ物が多いことから、今回のサービスにより、「落し物の早期発見、迅速で確実な引渡しを実現」させ、サービス向上を図るとしている。

 なお同サービスは、2016年11月に東急電鉄で試験導入されたのを皮切りに、2017年3月以降、相鉄、東京メトロ、小田急、京王電鉄、西武、東武など各社への試験導入が相次いでいた。今回の3社局の試験導入により、関東の大手私鉄全社及び都営地下鉄で試験導入が行われたことになる。(記事:松村美風・記事一覧を見る

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