ヤマハ、音楽再生アプリにコード表示機能を追加 あらゆる曲に対応
2017年9月27日 18:01
ヤマハミュージックエンターテイメントホールディングスは26日、スマートフォン用ミュージック再生アプリ「mysoundプレーヤー」にコードを表示する機能を付加、バージョンアップしリリースしたと発表した。
コード機能以外にも、楽曲の歌詞をインターネット上から探し出し表示する機能など音楽ファンや楽器ファンにも使いやすい機能が搭載されている。アプリは、iOSとAndroidに対応しており無料でダウンロードが可能だ。
■音を解析してコード進行を表示
コードとは、ギターやキーボードを演奏する際に利用する和音のことだ。通常、楽器を演奏する際にはコード表を購入するか、耳で楽曲を聴いてコードを押し出す「耳コピ」といわれる作業が必要だ。「mysoundプレーヤー」を利用することで、耳コピは不要となる。
アプリには、ヤマハの音声解析の技術が盛り込まれている。特定の曲ではなく、プレーヤーで再生できる曲であればコード進行を自動で探し出すことができる。
耳コピは、プロのミュージシャンや玄人でなければコードの聞き取りが難しく、楽器ファンの演奏の妨げとなっていた。コードの自動解析機能を利用すれば、コード表や楽譜がない曲や新しい曲でも演奏することができ、楽器演奏者にとって役立つアプリとなりそうだ。
■様々な機能や音楽コンテンツが豊富
コードの解析機能以外でも、色々な機能が搭載されている。
楽曲の歌詞をデータベースから取得し自動的にスクロールする機能では、まるでカラオケのような表示になり歌を歌いながら楽器を演奏するとが可能だ。
ギターを演奏する際に利用する「カポタスト」に特化した機能も採用されている。カポタストとは、ギターのキーを調整するアイテムだ。同アイテムを使用する際に、コードをどのように指で抑えたら良いのかをアプリ上で表示できる。
また、アプリの利用方法を説明する「アプリ使ってみようぜ」という漫画コンテンツも用意されている。こちらの漫画を読むと、アプリの使い方が理解しやすくなっている。