韓国、北朝鮮への人道支援決める 国際社会は懸念

2017年9月22日 13:21

 韓国政府は21日開いた南北交流協力推進協議会で国連児童基金(ユニセフ)と世界食糧計画(WFP)から要請されていた北朝鮮の子どもや妊婦に対する人道的な支援事業に800万ドル(約9億円)を拠出することを決めた。韓国・聯合ニュースが同日伝えた。

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 政府はWFPの栄養改善事業に450万ドル、ユニセフのワクチン、医薬品、栄養失調治療薬の支援事業に350万ドルを支援する。現物支給することにし、支援時期については南北関係など全般的状況を総合的に考慮し判断するとしている。

 趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は「北の政権に対する制裁と北の住民に対する人道支援は切り離して対処することが、国際社会が共有する普遍的な原則であり価値だ」との考えを会議冒頭に示したという。

 安倍晋三総理は文在寅(ムン・ジェイン)大統領から人道支援についての考えを従前の電話会談で説明され、人道支援の実施時期を考慮するようにのみ要請していた。(編集担当:森高龍二)

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