日米韓、北朝鮮ミサイル探知・追跡の訓練実施へ
2017年9月19日 07:23
韓国・聯合ニュースは18日、韓国国防部の情報として、今月から10月初めまでに「韓米日で北朝鮮ミサイルを海上で探知・追跡する訓練」を実施する計画と伝えた。
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韓国国防部が国会国防委員会全体会議への報告資料で明らかにしているもので、日米韓の合同訓練のほか、朝鮮半島周辺で「今月中に米軍の戦略爆撃機B1Bを展開する訓練を行う」ほか、「10月には米軍の原子力空母ロナルド・レーガンをはじめとする空母打撃群が朝鮮半島周辺海域に展開され、韓国海軍と合同演習を行う」と北朝鮮の挑発行為に対して軍事的圧力も強化していく方針を示している。
聯合ニュースは国防部の情報として「北朝鮮のミサイルが韓国領空を通過することに備え、国民と軍への警報発令の準備を進めていると説明した」とする一方「韓国領空を通過する北朝鮮のミサイルの迎撃に関する説明はなかった」と伝えている。
小野寺五典防衛大臣は18日までの記者会見で、北朝鮮のミサイル迎撃態勢について「防衛省・自衛隊はわが国に飛来する弾道ミサイルなどに備え、24時間態勢で全国各地のレーダーなどが警戒監視を実施している」とし「弾道ミサイルが発射され、わが国に飛来する可能性がある場合にはイージス艦による上層での迎撃とPAC-3ミサイルによる下層での迎撃を行う多層的な態勢によって、わが国全域を防護する」と述べた。
特に、小野寺大臣は「中国・四国地方にPAC-3部隊を展開させ、千歳基地(北海道)や車力分屯基地(青森)にも部隊が配備されている。防衛省・自衛隊としては万全の態勢をこれからもとっていく」と記者団に答えた。
また、日本上空を通過する弾道ミサイルの扱いについて「破壊措置をとるのは、あくまでも、わが国の領土そして領海に落下する可能性がある場合」と述べた。(編集担当:森高龍二)