怒涛の展開を見せる『過保護のカホコ』第9話、視聴は付いてこれてる?

2017年9月13日 20:35

■初の1桁を見せた『過保護のカホコ』第9話

 9月6日に放送されたドラマ『過保護のカホコ』第9話だが、バレーボール放送の影響もあって時間がずれこみ視聴率が9.9%となった。放送時間も影響しているが、最終回目前にして駆け足な展開も気になるところだ。

【前話は】祖母・恋人・母親...それぞれの人間性に大きな変化『過保護のカホコ』第8話

■初代の入院で親族一同が揺れる

 カホコ(高畑充希)と初(竹内涼真)が正高(時任三郎)と泉(黒木瞳)に結婚を宣言した日、初代(三田佳子)が意識不明の重体に陥ってしまう。なんとか初代に元気になって欲しいと考えるカホコは、初にどうすればいいか相談する。すると、初は今親族が抱える問題を解決することが初代の願いだと助言する。同じことを考えていたカホコは、まず初代の元へ向かうことにした。

 病院に行くと、泉は病院に泊まり込んで初代の看病を行っていた。その場には妹の環(中島ひろ子)、節(西尾まり)もいたが、倒れた母の前でもケンカしてしまう。病室にいたカホコは何とか止めようとするが、各々が抱える家族の問題もあって打ち解け合おうとしない。しかも、環は衛(佐藤二郎)と離婚すると言い出したので、カホコは急いで止めに走る。

 役場に行くと、衛が酒を飲みながらイスに座っていた。カホコは衛に離婚届を出すのを止めるように説得するが、その声もむなしく離婚届は受理されてしまった。さらに、初から電話がやってきたかと思うと、イト(久保田紗友)がチェロを売ろうとしていたことが発覚する。こちらの現場にも急いで駆け付けるも、イトは話を聞こうとしない。チェロを売ろうとするイトだったが、彼女の前に節と厚司(夙川アトム)が現れ止めに入る。それでもイトの意思は変わらず、家族の前から姿を消してしまう。

■教子の人生にも変化が訪れる

 さらに問題は立て続けに起こり、正高の妹である教子(濱田マリ)が再び施設の子供や迷子を家に引き入れていた。教子の行いに頭を抱える正高だったが、カホコは子供たちを預かるサービスをはじめればいいと提案する。実は、教子もそうしたサービスをはじめようと考えており、何とか自分の仕事を見つけることに成功する。

 教子の問題は解決に向かっていたが、初代の容体は一向によくならなかった。泉は相変わらず初代の手術ができる病院や医師を探していたが、そのあても見つからなかった。だが、初代はすでに自分の最期を覚悟しており、最後は家に居たいと申し出る。頑なに初代の申し出を否定する泉だったが、カホコが願い出ることで実現することになる。

■初代の最期を見たカホコと初は……

 初代は家に戻ったが、それでも泉たち3姉妹はケンカしたままだった。そこで、初代が取っていた3姉妹に関する思い出の品を見せる。泉達は品々を見て思い出にふけっていると、初代が3人を呼んでそれぞれに最期とも取れる言葉を残していく。さらに初代はカホコと初に「家族のことをお願い」と言葉を残し、この世を去ることになる。

 怒涛の展開で進んだ9話だが、未だに解決していない問題が多い。さらに、9話のラストでは初がカホコに正式に結婚を申し込み、10話の予告でも結婚するシーンが流れた。10話がラストになるが、各家族が抱える問題は解決するのだろうか。

 『過保護のカホコ』最終回は9月13日夜10時から放送。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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