「トヨタ86」マイナーチェンジ、Brembo製ブレーキ標準装備し大きく進化
2017年9月8日 08:16
トヨタとスバル(当時の富士重工業)の協働から生まれ、2012年にデビューした「2+2座」のスポーツモデル「トヨタ86」が、ブレーキ仕様を刷新したグレード追加などのマイナーチェンジを実施し、10月に発売となる。
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「トヨタ86」は、FR(フロントエンジン+リアドライブ)レイアウトと水平対向4気筒エンジンを組み合わせ、「超低重心パッケージング」を採用し、クルマを操る愉しさが感じられるコンパクトスポーツとして開発された。今回、「トヨタ86」のスポーツモデルとしてのポテンシャルアップを図るため、ステアリングの支持剛性を強化したほか、サスペンションの再チューニングなどにより、ハンドリングのダイレクト感に磨きをかけたという。
また、サイドミラーとリヤスポイラー、アルミホイールをブラック塗装で統一し、Brembo(ブレンボ)社製のブレーキを標準装備する「GT“Limited・Black Package”」を新たなグレードとして設定した。
なお、Brembo社製ブレーキは、「GT」と「GT“Limited”」、「G」グレードでもメーカーオプションでの装備を可能とした。
加えて、GTとGT“Limited”のマニュアルトランスミッション車のシフトノブに上質な本革を使用して質感を向上。ボディカラーに期間限定の新色「ソリッドグレー」を設定した。
搭載するパワーユニットは、最大出力は6速オートマティック車が147kW(200ps)/7000rpmで、マニュアルトランスミッション車は152kW(207ps)/7000rpm。最大トルクは205Nm(20.9kg.m)/6400-6600rpm(AT車)でMT車は212Nm(21.6kg.m)6400-6800rpmとなっている。
この新型「トヨタ86」の価格は262万3320円から342万3600円で、生産は富士重工業群馬製作所本工場が行なう。(編集担当:吉田恒)