相模トラフのプレート境界で発生する大地震、発生間隔は500~2800年

2017年9月7日 22:23

 江戸時代(1703年)に発生した大地震「元禄地震」や1923年に発生した「関東大震災」は、ともに相模トラフのプレート境界で発生した地震と考えられている。このプレート境界ではこの2つ以外にも過去にたびたび大地震が発生したと推測されているが、千葉県南房総市の地層や地形を調査し過去の地震の痕跡を調べたところ、このような巨大地震は最短でおよそ500年間隔で発生していた可能性があることが分かったという。

 なお、産総研が5月に発表した「元禄型関東地震の再来間隔、最短2000年ではなく500年」という研究成果報告によると、このような地震は過去約6300年の間少なくとも5回、500~2800年の間隔で起こっていたという。なお、従来の想定はおよそ2300年間隔だったという。

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