北外務省報道官、戦略兵器戦力化積極的に進める
2017年9月1日 11:25
北朝鮮外務省報道官が朝鮮中央通信記者に対して述べた内容だとして、韓国・聯合ニュースは北朝鮮が火星12を29日に発射したのは、米韓合同軍事演習に対し警告したにもかかわらず、演習を行ったためであり、「これらの対応措置は序章だ」と述べたことを31日夜、報じた。
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聯合ニュースによるとこの外務省報道官は「今回のミサイル発射は、北朝鮮軍が進める太平洋上での軍事作戦の第一歩であり、侵略の前哨基地である米領グアムをけん制するための『意味深い前奏曲』と述べた」としている。
また「われわれの革命武力は今後、太平洋を目標に、弾道ミサイルの発射訓練を数多く実施し、戦略兵器の戦力化、実戦化、近代化を積極的に進める、と宣言した」としており、北朝鮮へのアプローチの難しさを浮き彫りにしている。
また、火星12が2700キロの飛行だったことについては「韓国国防部は通常角度で約2分の1の射程距離で発射実験したもの」と分析したことを国会国防委員会への報告資料で示しているとした。(編集担当:森高龍二)