あなたのスマホはJアラートが鳴る?情報受け取るには事前の設定が大事

2017年8月29日 17:20

 8月29日早朝、北朝鮮からミサイルが発射されて日本上空を通過し、太平洋上に落下した。それにともなって、警戒対象地域では全国瞬時警報システム、通称「Jアラート」が鳴ったはずだ。あなたのスマホはJアラートが鳴っただろうか?

【こちらも】ミサイルから身守る方法 政府ポータルサイトに

 まず確認することは「自分が対象地域にいるかどうか」だ。Jアラートは全国一斉に鳴るものではなく、対象地域のみで鳴るようになっている。今回対象となったのは北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県の12道県だ。それ以外の地域ではJアラートは鳴らない。

 Jアラートの情報は政府から発信されるが、実際に住民が受け取るのは、各自治体の防災無線やそれぞれの携帯電話事業者からのエリアメール・緊急速報メールという形になる。

 エリアメール・緊急速報メールについては、通信料や情報料はかからず無料で利用できる。ただし、携帯電話事業者や端末によってはエリアメール・緊急速報メールが受け取れないものもある。さらに携帯電話事業者や端末が対応していても、自分で受信設定しないと受け取ることができない。

 まずは公式サイトなどで自分の携帯電話事業者、および端末がエリアメール・緊急速報メールに対応しているか調べよう。大手携帯電話事業者で扱っている端末でも、場合によっては対応していないことがある。MVNO、いわゆる格安スマホと言われる携帯電話事業者の多くもエリアメール・緊急速報メールに対応していない。そこで扱っている端末も対応していないことが多い。

 自分の携帯電話事業者、および端末が対応している場合は、公式サイトから受信の設定を見直しておこう。設定がOFFになっていれば、Jアラートの受信に対応していても受信できない。

 自分の携帯電話事業者や端末がJアラートの受信に対応していなければ、自分で対応する必要がある。Jアラートの公式アプリはないが、Yahoo!ジャパンのアプリ「Yahoo!防災速報」(Android版の名前は「防災速報」)をインストールすれば、Jアラートを始め、各種防災速報が受信できるようになる。地震や台風などの災害にも対応できるので、入れておくといいだろう。

 ただしアプリをインストールしても、設定がオフになっていたり、電源が切れていたり、機内モードになっている場合は通知は受け取れない。注意しておこう。(記事:成瀬京子・記事一覧を見る

関連記事

最新記事