ドローンやVR機器で使用のセンサ、超音波で誤動作の脆弱性
2017年8月29日 11:11
昨今ではさまざまな電子機器に搭載されている加速度センサやジャイロセンサには、超音波を照射されると誤動作するという脆弱性があるという(日経ITpro)。
中国アリババ集団のセキュリティ部門であるアリババセキュリティーがセキュリティカンファレンスBlack Hat 2017で実験内容などを発表したもの。加速度センサやジャイロセンサでは極小サイズのバネや重りを使って加速度や角速度を検出するが、これらには超音波を加速度や各速度として検出してしまう問題があるという。これを悪用することで、これらセンサの出力する値を外部から操作できる可能性があるという。
実証実験ではきわめて近距離から超音波を照射しているが、大規模なシステムを構築することでより遠距離から攻撃を行える可能性もあるようだ。