メルセデスの中核モデル「Eクラス」にプラグインハイブリッド車、追加

2017年8月27日 22:35

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツ「Eクラス」にプラグインハイブリッドモデル「E350 e AVANTGARDE SPORTS」の追加およびEクラスラインアップの装備内容を変更し発売する。

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 メルセデス・ベンツEクラスは、世界で累計1200万台以上の販売台数を記録するメルセデス・ベンツの中核モデルであり、1947年に発表されたW136/191型以来、時代に先駆けた革新的な技術を採り入れ、世界のプレミアムセダンの指標とされてきたモデルだ。現行のEクラスは2016年6月に発表となり、今回は初のマイナーチェンジとなる。

 今回の最大のニュースは、プラグインハイブリッドモデル「E350 e AVANTGARDE SPORTS」の追加だ。パワートレインは、最高出力211ps(155kW)、最大トルク350Nmの2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンに、最高出力88ps(65kW)、最大トルク450Nmを発生しブースト機能も併せ持つ高出力の電気モーターを組み合わせ、システム全体で286ps(210kW)、最大トルク550Nmを発生し、ガソリンエンジンと高出力電気モーターを状況に応じて使い分けることで、ガソリンエンジンモデル、EV、ハイブリッドの特徴を最大限に活かし最新世代エンジンと高出力モーターによる途切れのない加速感を提供するプラグインハイブリッド車だ。

 同モデルは、市街地から高速道路まで幅広く電気モーターのみで走行(最高速度130km/h)できる。走行中にも回生ブレーキなどによりバッテリーの充電を行なうため、充電設備が無い場合でも電気モーターのみでの走行が可能だ。

 プラグインハイブリッドモデルの走行モードは4パターンで、エンジンとモーターを併用して走るハイパフォーマンスな走りを実現する「ハイブリッドモード」、モーターだけで走行する「Eモード」、バッテリーの充電レベルを維持して走る「E-Saveモード」、走行しながらバッテリーに充電する「Chageモード」となる。なお、「Eモード」の連続走行距離は、20.1kmである。

 なお、モーター駆動用のバッテリーはリチウムイオン電池で、フル充電に要する時間は「Chageモード」で走行約1時間、AC200V電源からだと約4時間となっている。総合的な燃費はJC08モードで、15.7km/リッターと発表されている。

 プラグインハイブリッドモデル「E350 e AVANTGARDE SPORTS」の価格は、798.0万円である。(編集担当:吉田恒)

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