マルク・リブーの写真展、ライカギャラリー東京&京都で

2017年8月26日 21:24

 写真家マルク・リブーの写真展が、ライカギャラリー東京&京都で開催される。期間はそれぞれ、2017年9月22日(金)から2018年1月14日(日)、2017年9月23日(土)から2018年1月18日(木)まで。20世紀を代表する写真家の一人であり、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパらとともに、写真家集団マグナム・フォトの名を世界に知らしめる礎となった写真家、マルク・リブー。今回の展覧会では、ライカギャラリー東京は「マルク・リブーの世界」、ライカギャラリー京都は「マルク・リブーが見た日本の女性」と題し、それぞれ異なる作品を展示する。

■ライカギャラリー東京「マルク・リブーの世界」展

 ライカギャラリー東京での「マルク・リブーの世界」展は、独自の詩情あふれるドキュメンタリーを築き上げた、マル ク・リブーの代表作で構成。1953年に『LIFE』誌に掲載され、リブーがマグナム・フォトに参加するきっかけにもなったエッフェル塔のペンキ塗りの写真など、生前に「暴力より世界に存在する美により惹かれる」と語っていたリブーの世界観を直截的に伝える作品14点を展示する。

■ライカギャラリー京都「マルク・リブーが見た日本の女性」展

 そして、ライカギャラリー京都での「マルク・リブーが見た日本の女性」展では、日本国内でまとめて発表されることがなかったシリーズ「Les Femmes Japonaises」から精選した15点の作品を展示。マグナム・フォトの写真家の例にもれず、世界を駆け巡り撮影を行ったマルク・リブーは、40年にわたって断続的に撮影を続けた中国やインドをはじめ、アジア諸国においても多くのルポルタージュを残しており、日本もその例外ではない。特に、マルク・リブーが初めて日本を“発見”した1958年に集中的に撮影された日本女性のルポルタージュは、写真家の観察眼と美的感覚とが絶妙に融合したもので、リブーの作品の中でも独特の場所に位置している。この「Les Femmes Japonaises」には、伝統と変化をもっとも体現する存在であったとも言える、高度成長期における日本の女性たちが様々な場所で写し出されている。

■開催概要

 マルク・リブー写真展■ライカギャラリー東京 (ライカ銀座店 2F)タイトル:マルク・リブーの世界期間:2017年9月22日(金)〜2018年1月14日(日)住所:東京都中央区銀座 6-4-1TEL:03-6215-7070■ライカギャラリー京都(ライカ京都店 2F)タイトル:マルク・リブーが見た日本の女性期間:2017年9月23日(土)〜2018年1月18日(木)住所:京都市東山区祇園町南側 570-120TEL:075-532-0320

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