泉との対決ののろしが上がる!?『過保護のカホコ』第6話をチェック
2017年8月23日 19:55
■折り返し地点を超えた『過保護のカホコ』
夏ドラマも佳境を迎える中、ドラマ『過保護のカホコ』の6話では大きな変化が出てきた。カホコにとって母親の泉は欠かせない存在だったが、彼女からの自立に止まらず対立の様相を呈し始めたのだ。
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■泉の家出がさらなるトラブルを招く
正高(時任三郎)が家に帰ってきた矢先、次は泉(黒木瞳)が家を出て行ってしまった。やっと自立心に目覚めたカホコ(高畑充希)だったが、急に母親が家からいなくなることに戸惑いを隠せなかった。それでも自立を志したカホコは料理や洗濯を初めて自分でやってみるが、どれも上手くこなすことができず、家の中が滅茶苦茶になってしまう。
早く泉に帰ってきてほしいカホコだが、初(竹内涼真)に交際宣言をされて嬉しい気持ちで溢れていた。大学で会ってラブラブな雰囲気を出すも、カホコは未だに名前で呼んでもらえないことと「好きだ」と言ってもらえないことに疑問を抱いていた。カホコは思い切って初にこの2つをお願いするも、初はその要望を聞き入れることができなかった。
その一方で正高は泉を説得するために彼女の実家に向かっていた。泉は正高に会ってはくれるものの、会話はスマートフォンを通じたものであった。打開策を考える正高だが、泉の妹である節(西尾まり)と環(中島ひろ子)も転がりこんでくることで説得の機会を失ってしまう。
■カホコが情けない大人へ一喝
トラブルはカホコの家族だけでなく、玉突き事故のように各家庭でも問題が噴出してくる。正高の妹である教子(濱田マリ)は多額の借金を抱え、その問題から逃げるために2人の父親・正興(平泉成)が正高の家にやってくる。さらに、節の夫である厚司(夙川アトム)や環の夫の衛(佐藤二朗)も家に逃げ込んでくる。挙句の果てには泉の父親である福士(西岡徳馬)までやってきてしまい、正高の家は各家庭の夫が集まる。
彼らは自分の妻や現状について不満を述べると共に、根拠もなくカホコのことを褒めてしまう。その姿を見てカホコは呆れるだけでなく、情けない大人たちに一喝を入れる。呆気にとられる大人たちの尻を叩きながら、カホコは泉の実家に向かうことになる。
泉がいる家では、祖母である初代(三田佳子)を囲んで一家団欒を楽しんでいた。その中で泉たちはお互いの本音を吐露し、泉はカホコが自分にとっていかに大事な存在か力説する。その言葉を盗み聞きしていたカホコは耐えられず、泉の前に思わず飛び出してしまう。ずっとカホコからの連絡を無視していた泉だが、そのメッセージを見て涙してしまう。
■泉へ宣戦布告するカホコ
泉を迎えに行った次の日、初代の言う通り泉はとりあえず帰って来た。しかし、泉は家族のためには働かず、お互いに自分のために生活しようと言い出す。戸惑う正高だが、カホコは自立のために泉の宣言を飲み込む。ただの意地の張り合いにも見えるが、ついにお互いに独立することを決意したようなシーンとなっている。
また、6話のラストでは最も大人な存在として描かれている初代に何らかの病気の魔の手が忍び寄っているのが示唆された。この事実がカホコにどのような影響を与えるのかも見どころになってきそうだ。
『過保護のカホコ』は毎週水曜日夜10時から放送中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)