「ミニスーファミ」に「リプレイ」や「いつでもセーブ」機能

2017年8月23日 17:19

 任天堂は、10月5日に「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」を発売する。「スターフォックス2」(未発売)など全21タイトル収録のほか、ゲームを途中保存する機能や、保存前からやり直せる「リプレイ」なども搭載。従来のサイズを再現したコントローラー2個同梱、映像をHDMIで出力できる。価格は7,980円(税別)。

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■「リプレイ」でやり直し可能

 本製品は、1990年に発売したゲーム機「スーパーファミコン」本体を手のひらサイズで再現している。21日にYouTubeで公開された紹介動画にて、機能の詳細が明らかになった。特に「リプレイ」は、2016年に発売した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」にはない機能だ。

 「いつでもセーブ」は、ソフトごとに最大4つまで途中保存できる。スーパーファミコンのゲームは保存機能を持つ作品も増えたが、本製品は任意のタイミングで中断できるようになった。これで、「セーブポイントが見つかるまで終了できない」という焦燥感を払拭できるのだ。

 「リプレイ」では、保存したポイントから一定時間内なら巻き戻せる。たとえばゲームオーバー直前で保存した場合、やり直したい箇所から遊べるのだ。「マイプレイデモ」では、保存する直前をムービーとして再生。最後のプレーを思い出すほか、攻略の研究用としても利用できるだろう。

■全21タイトル収録 未発売の「スターフォックス2」も

 「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」は、全21タイトル収録。「スーパーマリオワールド」や「スーパーストリートファイターII」、「聖剣伝説2」など人気タイトルを1つの端末で楽しめる。

 また、幻の「スターフォックス2」も収録。本作品に内蔵された「スーパーFXチップ」は、ポリゴンを描写するためのプロセッサ。しかし、技術的な問題で他機種への移植が困難だった。「スーパーマリオ ヨッシーアイランド」や前作「スターフォックス」に内蔵していたものと比べて、メモリが2倍になっている。

■アナログテレビ風を意識した画面モードも

 HDMIによる映像出力を活かした、画面モードも搭載。ドットを美しく見せるほか、アナログテレビ風のにじみを再現したモードもある。また、ゲーム画面周辺をカスタマイズできるフレームは全12種類。宇宙や劇場風など、好みやゲーム作品に合ったカスタマイズを楽しめる。(記事:さくらい・記事一覧を見る

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