日本工営、バングラデシュの国際空港拡張事業を受注

2017年8月23日 08:06

 日本工営は、バングラデシュの首都ダッカにあるハズラット・シャージャラール国際空港の拡張事業にかかる設計・施工管理業務を、ほか3社の企業と共同で受注したと発表した。

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 ハズラット・シャージャラール国際空港は、同国の国内・国際線の実に約75%が離発着するという重要な基幹インフラであるが、経済成長に伴う航空需要の急増によって、2018年にも処理能力の限界を迎えると予測されている。

 また、貨物管理システムが未整備であったり、オペレーションが非効率的であったりと様々な欠陥があり、現地日系企業によるものも含むバングラデシュ全体の経済活動にとって、その早急な改善は急務であった。

 今回の拡張事業は、円借款によって行われ、供用開始は2022年8月を予定している。ターミナルの新設などによって、年間対応旅客数は現行の800万人から1,200万人まで拡大され、利便性および安全性の向上が図られる。

 事業の概要は以下の通り。

■事業名称
ハズラット・シャージャラール国際空港拡張事業

■実施機関
バングラデシュ国民間航空局(Civil Aviation Authority, Bangladesh)

■業務内容
業務概要:以下の詳細設計レビュー、入札補助、施工監理、技術移転等

 (1)国際線旅客ターミナル新設
 (2)新貨物ターミナル新設
 (3)VIPターミナル新設
 (4)ユーティリティ施設(消防・燃料等)新設

■受注企業
日本工営株式会社(幹事)

オリエンタルコンサルタンツグローバル

CPG Consultants Pte Ltd.

Development Design Consultants Ltd.

■期間
61カ月

■契約額
約46億円(うち日本工営分 約22億)

■総事業費
約1,920億円(予定)(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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