パナソニック、卓上型食器洗い乾燥機に新モデル 残さいフィルター搭載
2017年8月22日 17:58
パナソニックは21日、卓上型食器洗い乾燥機「NP-TH1」を11月1日に発売すると発表した。従来機に比べ、容量アップのほか、上下かごの搭載によって食器や調理器具を入れやすくなった。庫内構造を見直したことで、フィルターの手入れを週1回程度に削減している。希望小売価格はオープン価格(工事費除く)。
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■容量アップと上下かごの採用で入れやすく
2016年モデル「NP-TR9」は、高い節水性と洗浄力が評価されていた。しかし、上部のノズルガードに接触して入れにくいといった不満の声も挙がっている。新モデル「NP-TH1」の容量は、開口部を約2センチ拡げたことで従来の43リットルから50リットルへと進化。ドアも上下開きタイプから前開きタイプになった。
さらに、凹凸を抑えた上下かごの採用によって食器を入れやすくなった。間口を広げたことでマグカップはもちろん、鍋を入れることもできる。可動かごを動かせば、3枚までしか入らなかった大皿(直径27センチ)が5枚も入るのだ。
■「残さいフィルター」搭載で手入れ回数を週1回に削減
従来のモデルは残さいがたまりやすく、手入れが毎回必要だった。「NP-TH1」では、残さいフィルターの形状も見直すことで手入れ回数を週1回程度に削減。フィルター穴から残さいを排出するようになった。庫内に露出していたヒーター部を本体に内蔵することで、手入れがしやすくなっている。
■より使いやすくなった「NP-TH1」
「NP-TH1」は、ホワイト・ブラウン・ベージュの3色で展開。シンプルなデザインのため違和感なく設置できる。
運転コースの幅広さも特長だ。洗浄コースはパワフルやスピーディだけでなく、少量コースも搭載。高温除菌も加えて行えるので、衛生面にも配慮した設計となっている。食器の高温化を避けたい場合は、低温ソフトコースを選択できる。
パナソニックは4月21日から25日にかけて、共働きの女性に対しアンケート調査を行っており、回答者の半数以上が夕食後の片付けを負担と感じていた。そんな中、本製品は洗浄力や節水に加えて使い勝手を向上。一度に入れられる量が増えたことで、家事の負担がさらに軽減されるだろう。(記事:さくらい・記事一覧を見る)