強弱材料混在で様子見ムード強まる
2017年8月22日 10:49
*10:49JST 強弱材料混在で様子見ムード強まる
米韓両軍による定例の合同演習が21日から開始され、北朝鮮の動向に注目が集まっている。市場では地政学的リスクの高まりから、比較的安全資産とされる円買いの動きが根強い。一方で、米上院共和党のマコネル院内総務とムニューシン財務長官が9月中に債務上限引き上げるとの見方を示したことが好感され、ドルの下支え材料となっているもよう。
8月24日から26日まで開催される経済シンポジウム(ワイオミング州ジャクソンホール)を控え、市場の模様眺めムードが強い。今回のシンポジウムでは米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が25日に講演する。また、3年ぶりに欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁も出席する見通し。市場では金融政策に関するメッセージが発信されるかどうか注目が集まっている。(日本時間午前8時50分頃作成)《MK》