ラルフ ローレン パープルレーベル、18年春コレクション発表

2017年8月19日 21:17

 ラルフ ローレン パープルレーベル(RALPH LAUREN PURPLE LABEL)が発表した、2018年春コレクション。今シーズンは、リュクスなスポーツウェア、軽量なスーツ、そしてエレガンスなイブニングウェアまで幅広いアイテムを揃えて、多様性というテーマを打ち出した。

 まずはスポーツスタイルから。インスピレーションの一つとなったのは、自転車レース「ツール・ド・フランス」。選手たちのパフォーマンスウェアを想起させる、レッドやブラックのトップスには、ブランド名をユーモラスに取り入れた「TOUR DE RALPH」の文字が浮かぶ。スリムフィットのパンツにも同様に「TOUR DE RALPH」のパッチを飾り、足首の辺りには、アスレチックテーピングのディテールを添えて陽気さを表現した。

 ひと際アイキャッチな羽のついたPロゴセーターは、1992年のラルフ ローレン スタジアム コレクションを再解釈したもの。シックなブラック生地にボーダー模様、そしてPロゴを添えたグラフィカルなデザインは、当時の優しい佇まいを保ったまま、現代的なスポーツの要素も融合されている。

 テーラリングアイテムには、パープルレーベルのために特別に織られた贅沢なファブリックを起用した。コットン、リネン、ウール。どれもテクスチャーは柔らか。裏地は配さず軽量さに重きを置き、どれもカジュアルなムードを追い求めている。新しいシャツジャケットを定義づけるのは、ウエストにドローストリングを加えて仕立てた一着。

 イヴニングラインは、意外性のある素材を選びで驚きを与える。ハウンドトゥース柄のディナージャケット、グレンチェックプリンのイブニングジャケットには、ネクタイシルクを採用し、ダブルのディナージャケットはリネンを代用。ポケットや肩章を添えたデザインもある。どれもクラシカルなシルエットがベースだからからこそ、ひねりを効かせたファブリック、装飾がより新鮮で斬新に映る。

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