小田急、小田原宿場祭りに今年も参戦 日本酒とかまぼこ堪能のイベント
2017年8月16日 20:49
小田急トラベルは、小田急ポイントカード会員(以下、OP会員)向けに提供されている「小田急まなたび」の企画として、10月1日の酒の日に開催される「小田原宿場祭り」にて、日本酒とかまぼこを堪能できるイベントを開催する。
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「小田急まなたび」とはOP会員を対象にした「大人のための『学び』と『旅』」をテーマとした同社オリジナル企画のこと。文化・歴史、食、健康、生活、音楽など、さまざまジャンルの中からテーマを選定し、小田急電鉄を使った旅を融合させている点が売りとなっている。
同社が「小田原宿場祭り」に「小田急まなたび」で参加するのは今回で2回目。今回はOP会員300名を対象に、神奈川県酒造13蔵元の日本酒が飲み放題のほか、小田原かまぼこ店12軒の食べ比べセットの特典付きで7月31日より募集を開始。小田原かまぼこ通りに100畳の畳敷きを用意しゆっくり飲食が楽しめるようになっている。
全国酒造組合中央会により1989年に制定された「日本酒の日」。制定の理由は漢字の「酒」には酒壷を表す「酉(とり)」の文字が入っており、その文字は干支で10番目に当たる酉を意味していることからだという。さらに1965年以前の酒造年度は「10月1日から」と定められ、この日が「酒造元旦」とされていたこともあって「日本酒の日」制定の後押しともなったようだ。
この日は蔵元や酒屋による日本酒のPRイベントが各地で行われるが、大規模駐車場や食事処を備えた観光酒蔵と言われているものはそう多くない上、試飲などの関係上、車両でのイベント参加は制約があったり敬遠されている。酒蔵巡りをテーマとしたバスツアーなどもあるものの、「酒の日」を活用したいと考えている酒蔵や酒屋の多くはなかなか手段が限られていた。
小田急の重要拠点と言える小田原、その名産品であるかまぼこと、酒の日をきっかけに認知度を高めたいと考えている地元の酒蔵が作る日本酒を目玉として、OP会員を優遇して投入することにより、「小田原宿場祭り」の参加者すべてがウインウインの関係を築くことができているようで、小田原かまぼこ通りのオフィシャルWebサイトにも「小田急まなたび」企画は大きく取り上げられている。(記事:M_imai・記事一覧を見る)