沖縄・北方担当大臣補佐官に島尻安伊子氏を再任
2017年8月16日 08:32
政府は江崎鉄磨沖縄・北方担当大臣補佐官に島尻安伊子元沖縄・北方担当大臣を15日付けで就任させると発表した。菅義偉官房長官は「島尻氏は沖縄振興策に努めてこられた。島尻氏には沖縄振興政策、特にこどもの貧困対策の推進を担当して頂く」とした。
島尻氏は昨年7月の参院選挙で、当時、沖縄・北方担当大臣だったが、普天間飛行場の名護市辺野古への代替施設建設を巡り、建設反対を掲げた候補に敗れ、議員の席を失った。ただ、参院選敗退直後の8月から大臣補佐官に任命され、沖縄振興に取り組んできた。今年8月3日の内閣改造に伴い辞任したが、再任された。
島尻氏の大臣補佐官続投には、これまでの沖縄振興への取り組みとともに、自民党として沖縄での国会議員の席奪還を目指すための伏線との見方もある。
島尻氏はHPでも、約束の筆頭に「貧困の連鎖を断ち切り、すべての子どもたちが誇りと自信、そして希望の持てる『やさしい沖縄』を約束します」と子どもの貧困問題を第一に挙げている。(編集担当:森高龍二)