「非核三原則を堅持する」安倍首相 広島で誓う

2017年8月7日 09:16

 広島市に原爆が投下されて72年。安倍晋三総理は6日、広島市で開かれた広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式に参列し「真に『核兵器のない世界』を実現するためには、核兵器国と非核兵器国双方の参画が必要」と訴え「我が国は非核三原則を堅持し、双方に働きかけを行うことを通じて、国際社会を主導していく決意」と述べた。

 安倍総理は「あの悲惨な体験の『記憶』を、世代や国境を越えて、人類が共有する『記憶』として継承していかなければなりません」と呼びかけた。

 また「各国の有識者の知見も得ながら、核兵器不拡散条約(NPT)発効50周年となる2020年のNPT運用検討会議が意義あるものとなるよう積極的に貢献していく」と述べた。

 安倍総理は被爆者に対しては「保健、医療、福祉にわたる総合的な援護施策の充実を行ってきたが、今後とも、被爆者の方々に寄り添いながら援護施策を着実に推進していく」とするとともに「原爆症認定について、一日も早く結果をお知らせできるよう、できる限り迅速な審査を行っていく」とした。(編集担当:森高龍二)

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