今年のお盆 渋滞の傾向は?
2017年8月6日 22:25
お盆休みはふるさとで過ごすという人は今年の渋滞の傾向が気になるところだろう。NEXCO各社から高速道路における、今年の夏休みの渋滞予測と対策について、発表されている。
【こちらも】新東名延伸から1年で渋滞9割減、ドライバーの労働改善や地方活性化も
帰省ラッシュ、下り線のピークは8月11日、Uターン、上り線のピークは8月13日から15日と予想されている。
下り線については、3連休の初日である11日が混むことは、ほぼ確実であろう。Uターンについては13、14、15日、特に14日がピークのようだ。
主な渋滞箇所の予測としては、帰省ラッシュは東北道下り線、矢板北PA付近を先頭に11日午前10時ごろに45Km。中央道下り線、相模湖IC付近を先頭に5日、11日、12日各午前中の早い時間に15Km。中国道下り線、宝塚東トンネル付近を先頭に11日午前中の早い時間に35Kmなど。
Uターンラッシュは関越道上り線高坂SA付近を先頭に14日午後5時ごろに45Km。東名高速が上り線大和トンネル付近を先頭に14日午後5時ごろに40Km。神戸淡路鳴門自動車道上り線、舞子トンネル出口付近を先頭に15日午後6時ごろに40Kmの渋滞がそれぞれ予測されている。これらの予測はほんの一例であり、実際はお盆期間には各地の高速道路、一般道路で渋滞が頻発し、運転者をイライラさせる。
これらの予測を受け、NEXCO各社では分散利用を呼び掛けている。当然のことではあるが、渋滞のピークとされる日時を避けるか、渋滞が比較的少ない深夜から早朝にかけての利用が効果的であるとのこと。出発時間をずらすことで、目的地に短い所要時間で到着することが期待できる。
例えば、昨年の8月13日に東北道で川口JCTから那須ICまで利用した場合、早朝5時までに川口JCTを通過すると、那須ICまで約1時間41分であるが、朝8時ごろに同JCTを通過すると那須ICまでは2倍以上の約3時間33分に延長しているというデータが出ている。
お盆にお出かけの際は、交通情報は十分確認しておきたい。余裕を持った計画が不可欠であるが、深夜の運転などは、居眠り運転などの交通事故のリスクも高まるので、こまめに休憩をとって、目的地へ向かおう。
運転は手段にすぎず、目的はあくまでも、久ぶりのふるさとで父母家族と過ごすことであり、久しぶりの長期休暇に家族で過ごすことであることを忘れずに、貴重な夏休みを過ごそう。(編集担当:久保田雄城)