安倍政権で内閣改造を実施~アベノミクスへの懸念後退なるか~、SMBC日興証券(花田浩菜)

2017年8月4日 12:28


*12:28JST 安倍政権で内閣改造を実施~アベノミクスへの懸念後退なるか~、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

3日には安倍首相の内閣人事が発表されましたね。8/4付けの「主要通貨デイリー」では、内閣人事が及ぼす影響について考察されていますのでご紹介します。

同レポートではまず、今週のドル円の動きについて、『今週のドル円は、先週末の北朝鮮によるミサイル発射を受けたリスクオフの流れを引き継いでドル売り優勢で始まり、1日には約1ヵ月半ぶりに110円を割り込む展開となった。その後持ち直す場面もあったものの、市場で米利上げ先送り懸念は根強く、短期的には不安定な値動きが想定される』と伝えています。

続けて、国内の注目ニュースについて、『国内では昨日安倍首相が内閣改造・自民党役員人事を行った。麻生副総理兼財務相や菅官房長官などの留任を含め閣僚経験者が19人中13人を占めるのに対し、新入閣は前回改造時の8人から6人に減少。支持率低下の要因にもなっている失言やスキャンダルリスクを回避する狙いがあると推測される。また、「ポスト安倍」の1人とされる岸田氏の党政調会長、政権と距離を置いてきた野田氏の総務相への起用からは、挙党体制の構築を目指す姿勢が窺える』と分析しています。

さらに、『安倍政権の支持率低下は閣僚の失言などよりも、「加計学園の獣医学部新設問題など一連の問題に対する安倍首相の対応への不満が大きく影響している点を踏まえれば、支持率が急速に改善する可能性は低いとみている。ただ、今回の人事を受け、急落した支持率に下げ止まりが確認されれば、アベノミクスの先行きに対する過度な懸念は和らごう。ドル円は上述したように目先不安定な動きが予想されるものの、国内政治に対するリスク回避色の後退は下支えとなろう』とまとめています。

詳しくは8/4付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜《DM》

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