東大、分子生物学研究所教授らの新たな論文不正5件を認定
2017年8月2日 21:31
東京大学・分子細胞学研究所の渡辺嘉典教授らが執筆した論文5本に研究不正があったことを東京大学が発表した(朝日新聞、「日本の科学と技術」ブログ)。
東大分子生物学研究所では以前にも論文におけるデータねつ造や改ざんが行われていたことが明らかになっていたが(過去記事、その続報)、今回の件はそれとは別件となる。
昨年に匿名の告発文が寄せられ、それを元に調査を行った結果、実験を行わずにグラフを作成するなどの捏造や改ざんが確認されたとのこと。なお、今回認定された以外にも、東大医学部教授らの論文にも不正があるという告発もあったが、こちらについては「意図的な操作ではなく、ケアレスミスや避けられないエラーだから研究不正ではない」と東大側は主張しているようだ(Yahoo!ニュース)。