億万長者の投資家であるハワード・マークス氏が、ビットコインはピラミッド・スキームであると警告している

2017年8月1日 22:05


*22:05JST 億万長者の投資家であるハワード・マークス氏が、ビットコインはピラミッド・スキームであると警告している
ハワード・マークス氏は、ドットコム・バブルを予測した人物であり、億万長者の投資家で、オークツリー・キャピタル・グループの共同議長だが、ビットコインは一時的な流行であり、ピラミッド・スキームと断定している。ビラミッド・スキームとは、商品は一応あるが、その実態がないものであり、その商品を使用もしくは消費されているという実態がなく、事業者のみしかいないというもののことである。
ハワード・マークス氏写真出典:www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-07-14/OABPTY6S972D01
マークス氏の会社であるオークツリーキャピタルでは、デジタル通貨に反対する非常に強い声があるが、これまでに990億ドルの資産を扱っていた。
2017年7月26日(水曜日)に投資家に送った手紙のなかで、マークスは、以前に起きたバブルの主因にビットコインを結びつけ、顧客にビットコインに引きつけられてはならないと警告した。
マークスはこういっている。
「私の見解では、デジタル通貨は、人々がそれに対して支払う以上に価値がないものに価値を見いだそうという意思に基づいており、事実無根の一時的な流行に過ぎない、もしくはたぶんピラミッド・スキームにすぎない」
最近、仮想通貨は、知名度が高い顧客を集めている。その顧客には、ロスチャイルド・インベストメント・コーポレーションやその他のバグ・ヘッジや投資ファンドが含まれている。イーサリアムの成長率は年2300%以上だし、ビットコインは今年で160%近く増加している。投資家にとって無視しにくい存在となっている。
マークス氏は、最近の金融危機とドットコムバブル崩壊を予測した彼の投資家メモで有名である。
そのマーク氏が、仮想通貨ブームと、同類の1635年のチューリップマニア・バブルや、1720年の南海バブル、1999年のインターネットバブルとの間の類似点を彼のメモに加えた。
「真剣な投資は、価格が本質的価値と比べて魅力的だから買うことだ。一方、投機は、人々がその基本的な価値や価格の妥当性を何ら考慮せずに買うときに起こる」と彼は、メモに書いている。
出典:Cointelegraph


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