「カーズ/クロスロード」同時上映短編「LOU」に出てくるルーにも注目
2017年8月1日 11:29
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
夏休みシーズンに突入し、映画館ではアニメ映画が大活躍中です。そんな中の一つ「カーズ/クロスロード」はもう見ましたか?「カーズ/クロスロード」も非常に面白い、大人も楽しめる作品なのですが、この「カーズ/クロスロード」には同時上映短編作品があることはご存知でしょうか。
それが「LOU(ルー)」です。
この短編作品にでてくるキャラクター「ルー」が実は非常にすごいキャラクターなので要注目なのです。
そんなわけでこのルーについて紹介します。
■忘れ物ボックスの怪物?その名も ルー
タイトルにもなっているキャラクター「LOU(ルー)」。
このルーは、幼稚園にある<忘れ物預かりボックス>に住んでいる生き物です。箱には英語で『LOST AND FOUND』という文字が添えられているのですが、まさにその文字の中の『L』と『O』と『U』だけが外れてなくなっている跡があります。まさに失くなったもので構成された生き物がLOU(ルー)なのです。
■画期的!形のないキャラクター
このルー、なんといってもすごいのはその見た目です。
発表されているスクリーンショットや動画では、箱から野球ボールで出来た目だけを覗かせているのみなのですが、姿を隠しているのにも“ある仕掛け”があったのです。
なんと、このルー、<決まった形がない>のです。
みんなの忘れ物で構成されたルーは、自由自在に形を変えて動き回ります。この映像が非常に見事なのです。一つとして決まった形はなく、場面を変えるごとに姿を変えていく様は非常に愉快であり、生き物じゃないはずのものが生きて動いて見える様はまさにアニメーションの面白さを体現しているキャラクターと言えるでしょう。
■作り方もひと味違う!?
さらに驚きなのがこのルーの描き方です。
本作は3DCG作品ということで、昨今は物理演算の機能などで比較的手軽に物体の動きなどを映像化することができるのですが、この作品ではあまりそういった機能を使わず、ルーの動きの多くをアニメーターによる手作業でアニメーション化しています。
ディズニー作品の同時上映短編作品といえば、今や次世代クリエイターの登竜門的な場所にもなっていますが、「LOU」もデイブ・マリンズ監督という次世代の今後の活躍を期待させてくれる熱意のある作品となっております。
そんなわけで「LOU」に出てくるルーに要注目です。実際に動いている姿を見てナンボのキャラクターとなっているので、是非劇場で皆さんもルーに会ってみて下さい。きっとあなたも驚かされるはずです!
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(あにぶ編集部/ネジムラ)