映画『ゲット・アウト』、黒人差別がテーマの異色スリラー
2017年7月31日 20:52
映画『ゲット・アウト』が、2017年10月27日(金)より、TOHO シネマズ シャンテほか全国の劇場で公開される。
■ストーリー
ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズ の実家に招待される。若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使 用人がいることに妙な違和感を覚える。その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラス に映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。翌日、亡くなったローズ の祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかりで気が滅入ってしまう。
そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、フラッシュが焚かれた瞬間、彼は鼻から血を流しながら急に豹変し、「出ていけ!」と襲い掛かってくる。何かがおかしいと感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが…。
■お笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピールが監督・脚本
製作を手掛けたのは、『インシディアス』『ザ・ギフト』『ヴィジット』のジェイソン・ブラム。そして監督・脚本を務めたのは、アメリカのお笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピールだ。長らくコメディアンとして活躍し、自身のお笑いネタでも人種差別をテーマにしたものを発表してるジョーダン。『ゲット・アウト』でも黒人差別を重要なテーマに、じわじわ来る恐怖と、あっと驚く結末が待ち受ける異色のサプライズ・スリラーを作り上げた。
コメディアンでありながらホラー作品を手がけた点についてジョーダンは、アメリカの経済誌・フォーブスWEB版のインタビューで、コメディとホラーには多くの共通点があること、また本作のストーリーにおいて黒人と白人の間に生まれた自分の個人的な経験による影響があることなどを語っている。そんな作品だが低予算映画ながらも、全米初登場でNO.1を記録。映画評論家によるアメリカの映画レビューサイト・ロッテントマトでも99%フレッシュ(高評価)の評価を得るなど、本国アメリカでは大ヒットを記録している。
■「第10回したまちコメディ映画祭 in 台東」で先行上映
公開に先駆けて、2017年9月17日(日)に浅草公会堂で行なわれる「第10回したまちコメディ映画祭 in 台東」の名物企画「映画秘宝」presents 映画 秘宝まつりにて、日本最速で上映される。
■作品情報
映画『ゲット・アウト』公開日:2017年10月27日(金)製作:ジェイソン・ブラム監督・脚本:ジョーダン・ピール出演:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ブラッドリー・ウィットフォード、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、キャサリン・キーナー© 2017 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved