往年の名車が集結する「AUTOMOBILE COUNCIL 2017」、8月4日開催

2017年7月22日 16:01

 イベントのテーマに「CLASSIC MEETS MODERN」を掲げて昨年からはじまった「AUTOMOBILE COUNCIL 2017」が今年も8月4日(金)から6日(日)まで開催される。会場は千葉・幕張メッセ。日本の自動車マーケットをけん引してきた80台を超える往年の名車、ヘリテージカーを展示・紹介するイベントだ。「AUTOMOBILE COUNCIL」は、2016年に初めて開催され、日本に自動車文化の創生を図ることを目的としたイベントである。

【昨年第1回】日本の自動車文化を育て守るイベント、第1回「AUTOMOBILE COUNCIL」開催

 参加する国内の自動車メーカーは、トヨタ自動車や日産自動車、ホンダ技研工業、SUBARU、マツダの5社。輸入車メーカーではアウディとボルボとなった。そのほか、ヘリテージカー販売会社18社をはじめ、ブリヂストンやミシュランタイヤといったメーカー、カー用品メーカー34社のほか、オーナーズクラブ7団体などが顔をそろえる。

 明らかになっている情報を紹介すると、トヨタ自動車は、「ハイブリッド20年動力の変遷と未来への挑戦」をテーマに、初代ハイブリッド車をはじめ、貴重なハイブリッドカーの歴史を当時のモデルで紹介する。

 日産自動車は、「時代の最先端デザイン」がテーマ。1935年のダットサン今回の出展テーマを「時代の最先端デザイン」とし、2017年の北米国際自動車ショーで公開したコンセプトカー「Vmotion 2.0」を中心に、ヘリテージカー3台「1935年 ダットサン14型」「1960年 プリンス スカイラインスポーツ」、「1966年 ニッサン・シルビア」を出展する。

 日産自動車、および、プリンス自動車工業(1966年に日産と合併)が、それぞれのクルマのデザインで挑戦してきたストーリーを紹介しつつ、「Vmotion 2.0」で、将来の日産デザインの方向性を示す。

 なお、今回の出展車「プリンス スカイラインスポーツ」は、1960年当時の仕様を忠実に再現するレストアを、本年実施し、レストア後の公開は、この「AUTOMOBILE COUNCIL 2017」が初となる。

 また、この4月に六本木ヒルズアリーナでのスカイライン60周年記念イベント『SKYLINE TIMELINE』会場で好評だった、「スカイライン・スペシャルラバーストラップ」を、今回日産ブースにて再販する。

 マツダの出展テーマは「飽くなき挑戦の歴史──ロータリーエンジン誕生50周年──」だ。

 1967年にマツダが量産化に成功したロータリーエンジンは、コスモスポーツに搭載され、今年で誕生50年を迎えた。マツダブースでは、数々の苦難を乗り越えて、ロータリーエンジンの実用化、量産化を実現した先人の歩みにフォーカスし、現在のSKYACTIV技術の開発にも通じるマツダの「飽くなき挑戦」の精神の一端を紹介する。

 マツダブースでは、コスモスポーツの開発途中の試作車をはじめ、これまでのロータリーエンジン搭載車を中心に、1991年のル・マン24時間レース総合優勝車である「マツダ 787B」、世界初の2ローターロータリーエンジン「10A」型などを展示する予定だ。

 アウディは、「quattroシステム」の高い技術で名声を確立した、初代Audi quattroのラリー仕様車である「Audi Sport quattro S1」を本国アウディ・トラディションより搬送展示する。また、そのスポーツ性能の伝統を今日に継承する新型「Audi RS 5 Coupe」を日本で初公開する。

 加えて、ヘリテージカーとは別に、イタリア高級インテリア・ブランドによる合同プロジェクト「Aoyama HiBRID」(アオヤマハイブリッド)の協力により、休憩スペースにイタリアモダン家具を融合し、くつろぎのスペース「Aoyama HiBRID LOUNGE」を新たに設ける。来場者に、ゆっくりクルマを観たあと、ラグジュアリーな休憩スペースでくつろぎの時間を提供するという。

 Aoyama HiBRIDは、青山エリアにショールームを構えるイタリアのハイエンドなインテリア・ブランド「ビーアンドビーイタリア(B&B ITALIA)」「カッシーナ・イクスシー(CASSINA IXC.)」「フレックスフォルム(FLEXFORM)」「ミノッティ(MINOTTI)」「モルテーニ(MOLTENI&C/ARFLEX JAPAN)」の5ブランドが集まり、モダンインテリアの魅力を訴求するためのイベント開催や情報発信をするグループとして2016年に活動を始めた組織だ。

 その他、入場料金などの詳細は、AUTOMOBILE COUNCIL 2017実行委員会のHPで。(編集担当:吉田恒)

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