ぴあ、横浜・みなとみらいに1万人規模の音楽アリーナを建設

2017年7月21日 07:50

 ぴあは20日、神奈川県横浜市西区みなとみらいに収容人数1万人規模となる大型コンサートアリーナを建設する構想を明らかにし、2020年春に開業予定であると発表した。

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 このスケールのアリーナを民間企業が1社単独で建設・運営することは珍しく、ぴあは「国内で初めての事例」であると語っている。

 横浜・みなとみらい地区は、横浜市西区の沿岸部にあり、主には横浜港周辺の埋め立て地からなる。横浜みなとみらい21の名で都市再開発を行っており、代表的なランドマークに「横浜ランドマークタワー」がある。

 同社の「ぴあ総研」の調査によれば、音楽ライブ・エンタテインメント市場は、この5年で2倍という急成長の途上にあるという。だが一方、2020年夏に予定される東京オリンピックのために会場不足の問題が深刻化している。そこでぴあは、その需要に応える形で、コンサートアリーナの運営に乗り出そうとしているわけだ。

 前述のように、アリーナはぴあが単独で運営・管理し、コンサートホール、また劇場などとして活用されることになる。周辺の他の集客施設、エンタテインメント関連企業各社、横浜市とも連携し、みなとみらい地区を活性化していきたいという。

 ぴあは、2017年に創業45周年・上場15周年を迎える、日本のエンタテインメント業界の老舗だ。その蓄積とノウハウを活かし、新たな企業価値の向上に尽力していく、とのことである。

■アリーナの概要

建設予定地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-2(38街区)
アクセス:みなとみらい線みなとみらい駅徒歩7分
     JR桜木町駅徒歩9分
敷地面積:1万2,000平米
建物規模:地下1階、地上4階
収容客数:約1万人(着席時)
予定開業時期:2020年春(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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