24Optionがバイナリーオプション事業から撤退

2017年7月18日 21:55


*21:55JST 24Optionがバイナリーオプション事業から撤退
FXSpotStream、GMOクリック、Euronextが2017年6月の指標と取引高に関する大きな変化を開示した。
先週はとても目立った週となった。NEXグループのスワップ執行ファシリティが始動し、FXSpotStreamの先月の月間業績報告で上半期最高の数値を記録した。24Optionはバイナリーオプションから撤退し、外国為替とCFDトレーディングのみに注力する。

■24Optionがバイナリーオプションから撤退

バイナリーオプションの誰もが知っているブローカーである24Optionは、この業種からすぐに撤退するだろうと報告された。このブローカー会社は、外資為替とCFDトレーディング業務だけを行うといった新しい方向性に動き始めている。このブローカー会社に新しく登録する利用者は新しいビジネスモデルの流れに従った口座を開設し、資金を入金することが可能である。

■FXSpotStreamの取引高は前月比、前年比ともに増加

外国為替取引所であるFXSpotStreamは2017年6月分の取引量を公開した。一日の平均取引量と合計取引量は前月に比べ増加がみられた。この両数値は前年の2016年6月と比較すると減少していたが、共に約2%のみの減少となった。

■GMOクリックのFXネオの取引高が前年比31%低下

日本のGMOインターネットの子会社であるGMOクリック証券は2017年6月の結果を公表し、総取引量が前月比そして前年度比ともに減少していることを示した。2017年5月と比較すると、取引量は引き続き4.1%の減少を維持していた。しかし、前年度比の減少は31.2%と推測されている。口座数は5月から0.8%の増加があり、2016年6月と比較して9.89%の更なる成長率を記録した。

■Euronextは小麦の価格上昇を見つめている

欧州多国籍取引所であるEuronextが6月の取引量と指数を公表し、小麦の価格上昇の裏にある原因を公表した。フランスに熱波が現れ、それがアメリカのその他小麦に関する問題を引き起こし、今年の収穫量が不確かなものとなっている。加えて、個々の株式派生商品のADVは最大で前年比の84.4%の増加となった。

■NEXスワップ執行ファシリティ(SEF)が始動

フィンテックのプロバイダーであるNEXグループ公開有限会社は独自のスワップ執行ファシリティであるNEXSEFを始動すると2017年7月3日に発表した。NEXSEFは米国・商品先物取引委員会(CFTC)と英国・金融行動監視機構(FCA)から米国と英国にて運営の権限を受けている。彼らはさらにカナダ・オンタリオ州のオンタリオ安全保障機構(OSC)からも、同州でのオペレーションの許可を得ている。NEXSEFは多角的取引システム(MTF)として現在のMiFID規制の下で利用され、2018年の7月3日に実施されると予測されている変化に対応することになるだろう。(出典:FinanceMagnates)

■エムトレの視点

良くも悪くもバイナリー・オプションの代名詞ともいえる24Optionsのバイナリーオプション事業の撤退は意外だ。直近でかなり強めの締め付けを受けていると聞いていたが、同社がこれまで培ったマーケティング能力と、顧客数を引き続きFXやCFDトレーディング業務に活かして成長を続けるのか注目したい。


【ニュース提供・エムトレ】《FA》

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