『イーサリアム/Ethereum(ETH)』のウォレットアプリ『HB Blockchain Interface』のAndroid版を先行リリース
2017年7月18日 21:53
*21:53JST 『イーサリアム/Ethereum(ETH)』のウォレットアプリ『HB Blockchain Interface』のAndroid版を先行リリース
ブロックチェーン技術及びスマートコントラクト技術を研究、提供するバコオアー株式会社は、イーサリアムブロックチェーンとのインターフェースとなるアプリケーションとして、HBBlockchainInterfaceをリリースした。2017年7月にAndroidOS向けアプリケーションをリリース、iOS向けアプリケーションは順次開発を進めていく。
■『イーサリアム/Ethereum(ETH)』と、その『トークン』の管理に重点
バコオアーが開発するHBBlockchainInterfaceでは、暗号通貨イーサリアム/Ethereum(ETH)に重点を置いた機能を実装している。イーサリアムはビットコイン/Bitcoin(BTC)に次ぐ市場規模を保有しており、今後ますます規模は拡大し、利用者も増加することが予想できる。HBBlockchainInterfaceを使用することによって、たやすくイーサリアムを管理することができるようになる。さらに、多くの暗号通貨ウォレットアプリでは、管理できるトークンが主要な数種類に限られているが、HBBlockchainInterfaceでは、RC20に対応したイーサリアムトークンのウォレットを簡単に追加、管理できるプラットフォームを提供する。
■イーサリアムの特徴であるスマートコントラクトの概念に注目
暗号通貨であるイーサリアムは、通貨としての機能を持つだけでなく、そのブロックチェーンのリソースを用いて、さまざまなプログラムを管理、実行可能性を持つ特徴がある。イーサリアムのブロックチェーン上で動作するプログラムのことをコントラクトといい、トークンの発行枚数や所有権などの情報は、すべてトークンのコントラクトにて管理されている。あるトークンのコントラクトに所有権移転の要求が投げれられると、自動で所有権移転の処理が実行される。自動で所有権の管理などを行う仕組みを、スマートコントラクトと呼ぶ。
■クラウドファンディングサイト『REALBOOST』との連携
バコオアーがリリースするクラウドファンディングサイト『REALBOOST』(今秋オープン予定)にて、HBBlockchainInterfaceを利用することができる。資金調達を行う個人または団体のトークンをバコオアーが作成し、HBBlockchainInterfaceを使用して、そのトークンを購入できる仕組みを予定している。
■ERC20とは?
イーサリアムのコントラクトで扱うトークンについて、技術仕様を国際的に規定したもの。当該規定に準拠したシステム間であれば、自由にトークンをやり取りすることが可能となる。
■バコオアー株式会社
代表取締役:奥田雄馬福田寛充
所在地:〒564-0061大阪府吹田市円山町4-23-507
創立:2017年2月9日
主な事業内容:スマートコントラクト事業、iOS及びAndroidのアプリケーション開発事業
従業員数:20人(取締役、社員、アルバイト)
【ニュース提供・エムトレ】《FA》