大学生の恋愛離れ?半数が「恋人は要らない」
2017年7月16日 13:38
朝はゆっくりと起き、出席の必要な講義を受ける為に大学に行く。ランチは友人たちと取り、夕方からはサークルやバイトに励む。休日は、大学で出会った趣味の仲間やバイト仲間と遊んだり、サークルの合宿に参加したり、サークルで出会った恋人と過ごす。社会人から見れば、大学時代は卒業後何十年と続く勤労時代を迎える前の、自由を謳歌できる貴重な時間であることを知っている。恋人との出会いや多くの楽しい時間を過ごせる、唯一の時間と言っていいはずだ。そんな大学生に恋人について聞いた、2017年6月のマイナビ学生の窓口調査結果がある。
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恋人が欲しいかという問いに、YESと答えた人133人(49.8%)、NOと答えた人134人(50.2%)。何と半数の人が、恋人が欲しいと思わないというのは驚きだ。
YESと答えた人の理由は、「一人は寂しい」「恋人がいる友達が羨ましい」というのに比べ、NOと答えた人の理由は、「自由な時間がほしいから」「今は自分のために時間やお金を使いたいから」「今はいろいろと忙しいので恋人は要らないから」「一人でいるのが楽だし好きだから」「一人の方が気楽」、などとなっている。
昨年の調査になるが、「正直恋愛するのは面倒くさいと思いますか?」についても半数の人が面倒だと思うとの結果が出ている。理由は「相手に合わせるのが大変」「恋愛の優先順位は低い」「同性の友達とワイワイ遊んでいるほうが楽しい」などとなっており、恋人もそうだが恋愛離れとも言えそうだ。
恋人が欲しい人にとっては、同じように恋人が欲しいと思っている異性が、単純に考えて半分になってしまうわけである。それも、恋人が欲しいか欲しくないかの意思表示をしているわけではないので、好意を持った異性が実は恋人が欲しいと思っていない場合もある訳だ。恋人が欲しい人の中から、自分の好みの人を探すとなると、更に難しくなってくる。
恋人が欲しい人は、ゼミ・サークル・バイトなど様々な場所に出かけ、積極的な恋活が必要なようだ。
マイナビによる意識調査の結果で、大学生の半数が恋人を欲しいと思わないという事が分かった。恋人が欲しい人にとっての恋活は、非常に厳しいものになってきていると言えるだろう。(編集担当:久保田雄城)