境界のRINNE 第3シリーズ 第6話「特別保護霊鳥/ジューンブライド/地獄の金庫」感想レビュー
2017年7月15日 14:43
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
2本立てや3本立てが当たり前になってきた「境界のRINNE」第3シリーズですが、今回は久しぶりにあの悪魔・魔狭人が登場します。
個人的に十文字と一、二を争うくらい好きなキャラクターなので、どんな活躍をしてくれるのか楽しみです。
では、さっそくレビューに移りましょう。
■特別保護霊鳥
カップラーメン(りんねたちにとってはごちそう)を食べようとしたところに現れた翔真と黒須。
ここでりんねが落としたカップラーメンをしっかりキャッチする六文が良いですね。
翔真は特別保護霊鳥(日本でいうところの天然記念物?)であるヤタガラスの雛を預かってくれと依頼をしてきました。
りんねは最初「犯罪の片棒を担ぐ気はない」と断りますが、バイト代5000円につられあっさり承諾してしまいます。
翔真から預かった餌や部屋中の食べ物(もちろんカップラーメンも)を食べ尽くした雛はさらに食糧を要求。保護区に返(して保護費1万円をもらおう)そうとする黒須に捕まってしまいます。
逃げ惑う雛はその後も桜の持つ焼き芋や通りすがりの出前寿司を食べ一気に成鳥に。りんねたちを鳥獣保護区に連れて行きます。
保護費1万円をもらえると意気込んだりんねですが、実は「保護費」は雛の餌代清算であり、支払い上限が1万円であるということが判明。りんねたちの下にはカップラーメン代の140円だけが返ってくるのでした。
めでたしめでたし…?
■ジューンブライド
「結婚式場はどこですか?」と聞いて回る花嫁の霊に遭遇した桜(と、その友達2人)。
街にあった唯一の結婚式場はかなり昔になくなって喫茶店となっていました。
りんねと共に調査を進め、霊は喫茶店のマスターである女性の夫(すでに故人)と結婚したかったのではないかという結論に至ります。
さらに、霊の未練が「ジューンブライド(6月の花嫁)になること」であることも判明。様々な死神道具を駆使したりんねは昔の結婚式を再現しようとしたところで、衝撃の事実が判明するのでした!
なんと、霊の正体は喫茶店の女性の夫本人。売れない結婚式場を経営していた夫婦がジューンブライドにあやかり広告を出そうとした際、様々な不運が重なった結果花嫁姿のまま交通事故で亡くなってしまったのでした。
霊が映るという黄泉のカメラで霊を撮影したりんねは、喫茶店の女性に写真を見せます。「あら、うちの主人」という女性に格安で売ると持ちかけるりんねですが、桜が「タダであげなよ」と突っ込むのでした。
めでたしめでたし。
■地獄の金庫
福引で当てた「ワールド地獄フェア」のチケットをあの世の金券ショップに持ち込んだりんねですが、「クソつまらなくてバカしか見に行かないイベントだから引き取れない」と言われてしまいます。
落胆しながら家路に帰る途中、氷でできた手提げ金庫を拾いました。1万円札が入っているのを見つけ思わず持ち帰ってしまいましたが、死神の鎌で叩いても壊すことができません。
実はこれこそ悪魔・魔狭人の罠。欧米の地獄の底の底の最も深い底の「コキュートスの氷」でできた絶対に解けない・壊れない氷の金庫というのがその手提げ金庫の正体でした。
ありとあらゆる方法でりんねを助け(ると見せかけてボコボコにす)る魔狭人ですが、りんねの隣人・れんげの証言により悪事が露呈してしまいます。
実は氷の金庫は騙死神カンパニーが主催するイベント「ワールド地獄フェア」の物産展で販売されている商品の1つ。魔狭人は商品を万引き(というよりほぼ強盗)したこともあってれんげに恨まれていました。
れんげからボコボコにされ、りんねの部屋の掃除までさせられた魔狭人。最終的には「コキュートスの氷」に埋められるのでした。
■境界のRINNE 第3シリーズ 第6話「特別保護霊鳥/ジューンブライド/地獄の金庫」のまとめ
久しぶりに魔狭人が登場し、彼らしさを発揮してくれて何よりです。
「ワールド地獄フェア」が「バカしか見に行かない」ということで鳳の登場を期待していましたが、やはり騙死神カンパニー主催でれんげも登場することから出せなかったのでしょうか。
次回はまた3本立てのようです。また楽しみですね!
(あにぶ編集部/氷雨みやこ)
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