『デジモン』のWiZが生み出した名作――『レジェンズ』とは?

2017年7月14日 11:18

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 『たまごっち』『デジモン』に続きそうで惜しくも続かなかった、隠れた名作があります。今回は、その名作『レジェンズ』について触れてみようと思います。

■幅広くメディアミックス


 『 レジェンズ 』とは、WiZ原案によるメディアミックス作品です。

 と書いても、「Wiz」ってなに?なんて、思う方もいるかもしれません。

 WiZとは、90年代に一世を風靡した玩具である『たまごっち』を生み出した、横井昭裕さんの設立した玩具メーカーです。1997年には、デジモンシリーズをも生み出しています。

 そんなWiZが手がけた作品・『レジェンズ』は、アニメだけに留まらず、漫画やノベル、ゲームなど幅広く展開しました。

■「 レジェンズ 」はモンスター系作品


 タイトルにもなっている「 レジェンズ 」とは、作中に登場する伝説のモンスターです。彼らは、「ソウルドール」と呼ばれる結晶体となって、眠りについています。

 それを、「タリスポッド」という道具に装着し、「リボーン」させることで蘇らせることが出来るのです。

 と書くと、やたら専門用語ばかりで微妙っぽいなあ、と思うかもしれませんが、なかなか面白い作品です。

 アニメ版『レジェンズ 甦る竜王伝説』は、2004年4月4日から約一年間放送されていました。

 舞台はニューヨーク。そこでは、偽物のモンスターを立体化させて遊ぶのが流行っていました。しかし、主人公は本物のモンスターを蘇らせてしまいます。そして、そのせいで悪の組織に狙われてしまうことに……というストーリーです。

 デフォルメされた可愛いキャラクターと、ドラゴンや獣のような見た目をしたカッコいいモンスターがたくさん登場する、ワクワクするようなアニメです。

■ゲームも遊べる玩具が売られた


 「ソウルドール」「タリスポッド」といったアイテムは、実際に玩具として発売されました。結晶体型のモンスターを、松明のような形をしている「タリスポッド」に装着し、モンスターを育成したり、バトルさせるというゲームです。

 ただ、『たまごっち』『デジモン』に比べ大きくて持ち運びにくく、そこそこ値段もしたためか、あまり流行らなかったようです。

■「 レジェンズ 」の主題歌が凄い


 OPテーマである「風のレジェンズ」は、アニメ版デジモンシリーズの楽曲も手掛けた、太田美知彦さんが作曲・編曲を行いました。名曲です。

 EDには、山本リンダさん「どうにもとまらない」のカバーを使用。アニメ終盤では本人が歌いました。

 OP・EDだけでも観る価値ありですので、機会があったらチェックしてみてください。

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(あにぶ編集部/星崎梓)

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