Facebook利用者が20億人突破 世界の4人に1人が利用

2017年7月14日 08:15

 アメリカのSNS大手であるFacebookにおいて、2017年6月27日(現地時間)、同社最高経営責任者であるザッカーバーグ氏が、MAU(月間アクティブユーザー数)が20億人もの人数に達した旨を、Facebookへの投稿により公表した。世界人口は75億人であるから、世界中のおよそ4人に1人がFacebookを利用していることになる。

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 Facebookは、これまでの経緯として、2010年9月時点で5億人のユーザー数を突破し、2012年9ないし10月時点では、Facebookのユーザー数は10億人に達していた。さらに、2015年9月時点で、15億人に至っていたのにも関わらず、2017年3月末時点で、既に19億4000万人に達していた。

 Facebookは、アメリカ国内を始めとする先進国のみならず、インドやアジア各国などの新興国の市場に対して、「Facebook Lite」と称されるFacebookの軽量版に相当するアプリを用意したものであるが、この取組みが功を奏したようであり、同アプリによるユーザー数増加が2016年3月時点で1億人を上回った。

 このFacebook Liteは、15年6月から提供がスタートされており、インターネット環境の劣悪な新興市場においても機能を発揮し得るようにしたものであり、対応国は、ブラジルやメキシコなどの南米、それにインドやインドネシアなどのアジア諸国において、56言語に上るという。

 他方、アメリカTechCrunchによれば、Facebookのユーザー数が10億人に至った段階の後で、新興国市場においては、7億4600万人ものユーザーを新規で得ているというのである。しかしながら、同期間で比較すれば、アメリカ及びカナダにおける新規で獲得したユーザー数は軒並み4100万人程度に留まっている。

 ザッカーバーグ氏は、上記投稿において、これからも従前どおり、Facebookを用いて世界の橋渡しをしていくことに邁進する所存である旨を述べている。(編集担当:久保田雄城)

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